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このページでは、2D CADと3D CADの違いや特徴について分かりやすくまとめた上で、それぞれのメリット・デメリットや使い分けるポイントなどを解説しています。
2D CADと3D CADの違いを最も簡単に説明するとすれば、以下のようになります。
コンピュータ上で図面を描く2D CADは、平面図・正面図・側面図という平面的な図面を視点ごとに分けて構成されます。図面を手描きできる人であれば移行後の違和感も少ないですが、図面は三角法にもとづいて構築されており、三角法を理解している人でなければ完成像をイメージすることができません。
3D CADは画面上に立体的なモデルデータを構築し、完成品や部品の形状や体積、表面積などを確認できるだけでなく、シミュレーションによる動作によって部品同士の干渉や連携などを検証することも可能です。また、設計図面などに関する知識が不足している人でも完成像をイメージしやすいため、プレゼンテーションなどにも適しています。
図面の作成を主とするのか、3Dモデルによる設計やシミュレーションを目的とするのか、ニーズによって2D CADと3D CADの価値は変わります。また、設計すべき部品が単純なものか、複雑な曲面を有しているのかでも異なります。
そのため、それぞれのシステムを使い分ける際は、まずどのような作業を、どんな目的で行うのか、具体的にイメージすることが必要です。
中小製造業であれば、対応する拡張子が合計20以上、価格は40~120万円程度、そして3Dモデリングならではのパラメトリックモデリング(パラメーター入力による設計)機能を有しつつも、マウスやペンタブで直観的な操作が可能なソフトウェアが狙い目です。
ここで紹介する3つの3D CADは、すべてその条件を満たしているおすすめのソフトウェアです。それぞれ「互換性の幅広さ」「低価格」「直観的な操作感」の面で突出した強みを持っているので、重要視したいポイントに合わせて選んでみてください。
製品名 |
幅広い拡張子に対応できる
IRONCAD
互換性を重視したいなら |
必要十分の機能をカバーし
Alibre Design
低コストを重視したいなら |
誰でも直観的にデザインできる
ZW3D
操作感を重視したいなら |
---|---|---|---|
主な用途・得意分野 | <自動機設計・設備機械設計 | 機械装置・金型の設計 | 機械装置・医療機器・家電・プラスチック金型の設計 |
対応フォーマット | インポート:26 エクスポート:33 |
インポート:18 エクスポート:11 |
インポート:24 エクスポート:24 |
ライセンス価格 | IRONCAD スタンドアローンライセンス 1,135,970円(税込) |
Alibre Design エキスパートライセンス (メンテナンス込み) 535,000円(税込) |
ZW3D プロフェッショナルライセンス 946,000円(税込) |
操作感の特徴 | マウス操作のモデル作成が簡単で、パラメーターを使った精確な調整と組み合わせ、求める3Dモデリングを実現できます。 ワンクリックでレンダリング環境にデータ転送できる便利さも備えているのも強みの一つです。 |
いつでも変更可能なスケッチ寸法やジオメトリ拘束など、パラメトリックモデリングをサポートする機能が搭載されています。 曲面形状の部品に対しては、マウスを使ったサーフェスモデリングでスピーディーに設計可能です。 |
ミドルレンジ帯でありながら、ソリッドとサーフェスを掛け合わせたハイブリッドモデリングを直観操作で使えるのが最大の強み。 さらにCAE・CAMを組み込んだオールインワン型で、一連の作業をシームレスに実行可能です。 |
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