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AutoCAD Plus

世界各国に拠点を展開するオートデスクの3D CAD「AutoCAD Plus」について、システムの特徴や導入コスト、サポート体制などを詳しく紹介しています。

AutoCAD Plusはどのような用途・企業に向いているのか

AUTODESK公式サイト
引用元:AUTODESK公式サイト
https://www.autodesk.co.jp/products/autocad/overview

3D CAD「AutoCAD Plus」は、オートデスクが1982年に発売したCADシステム「AutoCAD」の進化形であり、40年以上の歴史の中でつちかわれてきた3D技術やシステム開発のノウハウを結集されたモデルです。
製造業や建築業界、土木インフラといった分野から、CGアートや映像会社といったクリエイティブな分野まで、幅広い業界で採用されていることがポイントです。
また、電気自動車や蓄電池の開発などにも活用されており、様々なニーズへ対応することができます。
AutoCADは業種別のツールセットが提供されており、それぞれの分野や業界に合わせたセットを利用することで生産性を向上させられます。

AutoCAD Plusの特徴と強み

1ユーザーのニーズに合わせた3Dモデリング

レンダリングやソリッド、サーフェス、そしてメッシュといった各モデルを自由に視覚化して操作することが可能です。直感的な操作を行えるため、すでに3D CADに習熟しているエンジニアはもちろん、これから3D CADを導入しようとしている人や企業にとっても扱いやすい点は強みです。

230日間の無償体験を提供

AutoCAD製品を30日間無料で利用できる、無償体験版が公式サイトからダウンロード提供されています。AutoCADをブラウザで表示させたり編集させたりできるため、現時点で3D CAD環境が整えられていないユーザーでも気軽に扱えるようになっており、使用感やメリットをしっかりと検討した上で導入を検討できることは重要です。

3チーム間の連携力を強化するサポートツール

管理図面のコピーをチームメンバーへ送信したり、受信者が任意の場所からオンラインで図面にアクセスしたりと、チーム内で情報共有をスムーズに行えることも特徴です。また、3Dグラフィクスのパフォーマンスが2022年モデルで向上しており、資料づくりやプレゼンテーションにも効果を発揮できる点は見逃せません。

互換性・価格・操作感に優れた
3D CADソフトウェア3選を見る

対応するカーネル・ファイル形式(拡張子)

インポート
3D Studio (.3ds)、ACIS (.sat)、Autodesk Inventor (.ipt)、(.iam )、CATIA V4 (.model、.session、.exp、.dlv3)、CATIA V5 (.CATPart、.CATProduct)、DGN (.dgn)、DXB (.dxb)、FBX (.fbx)、IGES (.iges、.igs)、JT (.ij)、Parasolid (.x_b)、Parasolid (.x_t)、PDF (.pdf)、Pro/ENGINEER (.prt、.asm)、Pro/ENGINEER Granite (.g)、Pro/ENGINEER Neutral (.neu)、Rhino (.3dm)、SolidWorks (.prt、.sldprt、.asm、.sldasm)、メタファイル(.wmf)、STEP (.ste、.stp、.step)

エクスポート
要問合せ

AutoCAD Plusの価格

税込658,900円/3年
税込231,000円/1年
税込28,600円/1月

※2022年2月16日時点

AutoCAD Plusの保証サービスやサポート

オートデスクの公式サイトから直接購入した場合、通常価格よりも割引が適応される3年契約を選択できる他、最長30日間の返金保証が付いてきます。また、サブスクリプション購入にあたり専門スタッフへ相談して、自社のニーズや環境に適切なツールセットを提案してもらえることも魅力です。

AutoCAD Plusの製品レビュー・評判は?

イメージを共有しやすい

設計施工チームとしてプロジェクトを手掛けているため、施工の協力作業者がいます。どこに何を設置するか、インストールの時点で誰もがわかるため、作業者も仕事を進めやすく、疑問の余地がありません。そして、AutoCAD ではいつでも DWG 図面を参照できます

オートデスクが開発したCADの使用例・導入例

様々な分野のエンジニアに応用できる3D CAD

豪華な船旅を提供するヨットのデザインにオートデスクの3D CADを導入しています。デザイナーにとってはデザインツールとして利用できますが、施工業者には施行ツールとして価値があり、造船所においてはエンジニアのためのモデリングツールとして活用しています。異なる役割がオートデスクのシステムで連携できるようになりました。

AutoCAD Plusのメーカー情報

メーカー名 オートデスク株式会社
本社所在地 東京都中央区晴海1-8-10晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーX 24F
問合せ先 0800-080-4245
公式サイト https://www.autodesk.co.jp/
互換性・価格・操作感に優れた
おすすめの3D CADソフトウェア3選

中小製造業であれば、対応する拡張子が合計20以上、価格は40~120万円程度、そして3Dモデリングならではのパラメトリックモデリング(パラメーター入力による設計)機能を有しつつも、マウスやペンタブで直観的な操作が可能なソフトウェアが狙い目です。

ここで紹介する3つの3D CADは、すべてその条件を満たしているおすすめのソフトウェアです。それぞれ「互換性の幅広さ」「低価格」「直観的な操作感」の面で突出した強みを持っているので、重要視したいポイントに合わせて選んでみてください。

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製品名
幅広い拡張子に対応できる
互換性を重視したいなら
IRONCAD
必要十分の機能をカバーし
低コストを重視したいなら
Alibre Design
誰でも直観的にデザインできる
操作感を重視したいなら
ZW3D
主な用途・得意分野自動機設計・設備機械設計 機械装置・金型の設計 機械装置・医療機器・家電・プラスチック金型の設計
対応フォーマット インポート:26
エクスポート:33
インポート:18
エクスポート:11
インポート:24
エクスポート:24
ライセンス価格 IRONCAD
スタンドアローンライセンス
1,135,970円(税込)
Alibre Design
エキスパートライセンス
(メンテナンス込み)
535,000円(税込)
ZW3D
プロフェッショナルライセンス
946,000円(税込)
操作感の特徴 マウス操作のモデル作成が簡単で、パラメーターを使った精確な調整と組み合わせ、求める3Dモデリングを実現できます。
ワンクリックでレンダリング環境にデータ転送できる便利さも備えているのも強みの一つです。
いつでも変更可能なスケッチ寸法やジオメトリ拘束など、パラメトリックモデリングをサポートする機能が搭載されています。
曲面形状の部品に対しては、マウスを使ったサーフェスモデリングでスピーディーに設計可能です。
ミドルレンジ帯でありながら、ソリッドとサーフェスを掛け合わせたハイブリッドモデリングを直観操作で使えるのが最大の強み。
さらにCAE・CAMを組み込んだオールインワン型で、一連の作業をシームレスに実行可能です。
各社詳細
選定条件:
Google検索「3DCAD」の結果から、用途に製造業が含まれている3DCADソフトウェア39種類を抽出。その内、対応するデータ形式が合計20個以上で、パラメトリックモデリング対応とマウスによる直観操作が可能、かつ価格が40万円~120万円程度のミドルレンジ帯のソフトウェア10種に絞り込んだ。
・IRONCADの選定理由:10種の内、もっとも対応データ形式が多い3DCADソフトウェアとして選出。

・Alibre Designの選定理由:10種の内、ライセンスの価格がもっとも安い3DCADソフトウェアとして選出。
・ZW3Dの選定理由:10種の内、ハイブリッドモデリングをマウス等の入力装置を用いた直観操作で使える、唯一のオールインワン型3DCADソフトウェアとして選出。 (調査日:2023年11月3日)
3DCAD比較