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クボテックが開発した3DCADシステム「KEYCREATOR」は、2Dモデルと3Dモデルを橋渡しするコラボレーションモデラーとして設計された製品であり、ものづくりエンジニアの作業環境をサポートしています。このページでは、KEYCREATORについて特徴や導入メリットなどを分かりやすくまとめました。
KEYCREATORはCADCAM一体型の3DCADシステムであり、他社の複数のCAD/CAMシステムとも互換性を有しているため、すでに3DCADを導入している企業はもちろん、これから3DCADを導入しようと検討している企業にとっても利用価値を見いだせます。モデリングや加工、測定といったそれぞれの作業をインポート・エクスポートの双方向でサポートしており、日本国内でものづくりに関わっている企業やエンジニアのニーズに応えられるのがポイントです。
KEYCREATORは2D平面図から3Dモデルを構築したり、3Dデータにもとづいて2D展開図を作成したりといった作業を得意としており、拘束条件に制限されることなくエンジニアの自由なモデリングを支援しています。
複数のデータ方式に対応しており、別のCAD/CAMシステムによって作られたデータを取り込んだ上で、再び読み込み可能なデータとして出力できることが魅力です。
ワイヤーフレームやソリッドモデル、サーフェス、さらに2次元図面といった、様々なパターンを同一空間上で操作できるハイブリッドモデラです。
ダイレクトコンバーターによってCatiaやSlidworksなど各種ファイル形式を変換し、さらにWEBツールやイラスト・参考書類、CGモデラなど目的に合わせてスムーズに新データを作成することができます。
その他、国土地理院の3D地図メッシュデータや3次元計測データを取り込んで、点群データを加工できるよう展開する上でも有効に機能します。
KEYCREATORはユーザーが目的や予算に応じて適切な利用形態を追求しやすいように、「Basic」と「Global EX」という2種類の製品タイプから選択可能です。
なお、どちらのタイプであってもワイヤーフレームやソリッド、サーフェスといったモデリング機能、2D製図機能などが標準仕様として搭載されているため、これまで3DCADを使ってこなかった企業や担当者でも直感的な操作で作業に従事しやすくなっています。
30日間の体験版プログラムが提供されており、3DCADシステムとしての操作感を確かめることができます。2021年7月時点で体験版のバージョンは「KeyCreator2020 SP1」となっており、ファイルの保存や印刷ができないものの、コンバータ機能による読み取りは可能であり、すでにあるデータとの互換性を確認することも可能です。
互換性・価格・操作感に優れた
3D CADソフトウェア3選を見る
インポート
CATIAパート(.CATPart)、STEP(.stp/.step)、CATIAプロダクト(.CATProduct)、Parasolid(.x_t/.x_b)、CATIA V4(.model/.exp/.session)、ACISパート(.sat/.sab)、SolidWorks(.sldprt/.sldasm)、SolidEdge(.prt/.asm/.psm)、DXF , DWG(.dxf/.dwg)、Inventor(.ipt/.iam)、STL(.stl)、Pro/E、IGES(.igs/.iges)
エクスポート
CATIAパート(.CATPart)、STEP(.stp/.step)、CATIAプロダクト(.CATProduct)、Parasolid(.x_t/.x_b)、CATIA V4(.model/.exp/.session)、ACISパート(.sat/.sab)、DXF , DWG(.dxf/.dwg)、Inventor(.ipt/.iam)、STL(.stl)、IGES(.igs/.iges)
要問合せ
KEYCREATORバージョンアップ契約を結ぶことで、クボテック製品の年間保守サービスを利用することができます。会員専用のサーバが用意されており、契約者は会員専用ページから問合せを行ったり、KeyCreator体験版プログラム(2020SP1)のデータをダウンロードしたりすることが可能です。
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メーカー名 | クボテック株式会社 |
本社所在地 | 大阪府大阪市北区中之島4-3-36 玉江橋ビル |
問合せ先 | 06-6443-1815(本社代表) |
公式サイト | https://www.kubotek.com/ |
中小製造業であれば、対応する拡張子が合計20以上、価格は40~120万円程度、そして3Dモデリングならではのパラメトリックモデリング(パラメーター入力による設計)機能を有しつつも、マウスやペンタブで直観的な操作が可能なソフトウェアが狙い目です。
ここで紹介する3つの3D CADは、すべてその条件を満たしているおすすめのソフトウェアです。それぞれ「互換性の幅広さ」「低価格」「直観的な操作感」の面で突出した強みを持っているので、重要視したいポイントに合わせて選んでみてください。
製品名 |
幅広い拡張子に対応できる
IRONCAD
互換性を重視したいなら |
必要十分の機能をカバーし
Alibre Design
低コストを重視したいなら |
誰でも直観的にデザインできる
ZW3D
操作感を重視したいなら |
---|---|---|---|
主な用途・得意分野 | <自動機設計・設備機械設計 | 機械装置・金型の設計 | 機械装置・医療機器・家電・プラスチック金型の設計 |
対応フォーマット | インポート:26 エクスポート:33 |
インポート:18 エクスポート:11 |
インポート:24 エクスポート:24 |
ライセンス価格 | IRONCAD スタンドアローンライセンス 1,135,970円(税込) |
Alibre Design エキスパートライセンス (メンテナンス込み) 535,000円(税込) |
ZW3D プロフェッショナルライセンス 946,000円(税込) |
操作感の特徴 | マウス操作のモデル作成が簡単で、パラメーターを使った精確な調整と組み合わせ、求める3Dモデリングを実現できます。 ワンクリックでレンダリング環境にデータ転送できる便利さも備えているのも強みの一つです。 |
いつでも変更可能なスケッチ寸法やジオメトリ拘束など、パラメトリックモデリングをサポートする機能が搭載されています。 曲面形状の部品に対しては、マウスを使ったサーフェスモデリングでスピーディーに設計可能です。 |
ミドルレンジ帯でありながら、ソリッドとサーフェスを掛け合わせたハイブリッドモデリングを直観操作で使えるのが最大の強み。 さらにCAE・CAMを組み込んだオールインワン型で、一連の作業をシームレスに実行可能です。 |
各社詳細 |