Onshape

初期コストが高くて3DCADの導入を躊躇する設計者や企業の助けになります。3DCADを導入する場合、スペックの高いパソコンやデータ管理をスムーズに行うためサーバを構築しなければなりません。もちろん、その環境を整えようとすれば高いコストが必要ですが、Onshapならパソコンやサーバの購入は不要です。

理由は年間契約体制を取っているため。一度に大きなお金を用意しなければならない悩みから解放されます。年間プランは「Standard」「Professional」「Enterprise」の3つから選択可能。それぞれ求める機能と金額に合わせて選べるため、コストを抑えたい方や企業に適しているのです。

Onshapは、内蔵PDMによってデータ共有がリアルタイムで行われるためデータ管理が不要です。利用するときはいつも最新のデータのためデータ管理を気にしなくて済みます。バージョンの不整合によって起きる問題からも解放されるのです。

複数人が同じデータを編集できるため、誰がどんな作業をしたのかもはっきりします。途中で問題が生じても、すぐに過去の状態に戻せるのもメリット。図面データをメール添付で相手に送ることもできますし、データが壊れる心配もありません。

大規模アセンブリにも対応できます。CAD設計者が快適に作業を進められる環境が整えられているのがOnshapの強みなのです。

ハードウェアの制約がなくなるため、ネット環境とパソコンがあればどこでも作業が行なえます。作業に関する処理はOnshapのクラウドサーバ内で処理を行ってくれます。そのため、ハードウェアを用意するストレスやコストの軽減に繋がります。また、データの保存容量に関しても、とくに上限は設けられていません。クラウド上に保存できるためパソコンの容量を気にすることもないですし、キャッシュデータも残らないのです。

オフィスに出向くこともなく、テレワークにも対応できるだけの高いセキュリティも誇っています。実際、ものづくりに関連する業界全般で導入されている実績もあるのもポイントです。

ファイルベースではないからこそ、高いセキュリティを誇ります。ファイルによるCADの場合だと、不正な複製やデータの漏洩、共有のミスが発生するリスクがありましたが、Onshapeでは心配無用です。

ファイルのコピーや管理も不要ですし、厳格なロールベースによるアクセス制御で設計データの安全を保ちます。特別なアクセス許可や権限は利用する設計者をはじめ、エンジニアや請負業者やサプライヤーにしか付与されません。契約が完了したり、エンジニアが企業を退職したり、役割の変更があればアクセスを即座に取り消すことも可能です。セキュリティの不安も大幅に軽減できます。