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Canvas X pro

日本ポラデジタルが提供している3D CAD「Canvas X pro」について、製品の特徴やシステムの強み、導入する際のポイントなどを解説していますので、比較検討の参考にしてください。

Canvas X proはどのような用途・企業に向いているのか

日本ポラデジタル株式会社公式サイト
引用元:日本ポラデジタル公式サイト
http://poladigital.co.jp/canvas/index.html

日本ポラデジタルは、2000年にアメリカのポラロイド社(日本法人:日本ポラロイド株式会社)から独立して誕生した日本企業であり、3D CADシステムとして「Canvas X pro」を提供しています。また、Canvas X proは同社のグラフィックプログラムシリーズ「Canvas X」の上位グレードとして設計されており、自動車製造業界や航空宇宙分野、エネルギー分野など様々な業界に対応しています。
また、教育機関や政府機関にとっても有効活用されており、国公立の研究所や学校などでも導入されていることが特徴です。

Canvas X proの特徴と強み

1複数の3Dプログラムで作成されたモデルをダイレクトに読み取り

Canvas X proではCATIAやSolidWorks、AutoCADなど様々な3D CADで作成された3Dモデルを、そのまま読み込んで作業を進めることができます。それぞれの3Dプログラムでモデリングされたデータを直接に配置できるため、複数のクライアントやチームと連携して作業を進めたい人や企業にとっても有効です。
なお、作成した3Dモデルは自由に可視化・非表示化できるため、細部の設計を考える際にも役立ちます。

23Dモデリングを自在に操作しながら細かい設計

3Dモデルを自在に回転させたり移動させたりして、空間上のモデリングパーツを多角的に確認しながらデータを作成することが可能です。また、3Dモデリングの一部分だけを分解して任意に移動させられるため、パーツ同士の干渉をチェックしたり、パーツによって隠れていた部分の修正を行ったりもスムーズになります。

3時系列によって確認できる作業手順

3Dモデリングを構成している要素や手順を、アセンブリツリーとして作業の時系列に沿って表示することができます。加えて、アセンブリツリーから特定の部品やパーツを選択してモデル上でハイライト表示できるため、より精密なモデリングを実行したり、モデルのデータをチームで共有してディスカッションしたりしたい時にも効果的です。

4永年契約と年間契約によるサブスクリプション購入

Canvas X proは永続版としてライセンス購入できる他、年間ライセンス導入として購入できることも特徴です。年間ライセンス導入をする場合、購入時に最新のバージョンを利用できるため、例えば途中で契約を停止しておき、改めて利用を再開した時にも心配ありません。

互換性・価格・操作感に優れた
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対応するカーネル・ファイル形式(拡張子)

インポート
Canvas Xが読み込めるファイル形式全て、3DXML(3dxml)、ACIS(sat/sab)、CATIA V4(model/session)、CATIA V5(CATProduct/CATPart/cgr)、CATIA Assembly(CATProduct)、CATIA Part(CATPart)、COLLADA(dae)、AutoCAD(dwg/dxf)、Autodesk 3DS(3ds)、Autodesk DWF(dwf/dwfx)、Autodesk Inventor(ipt/iam)、Filmbox(fbx)、GL Transmission Format(gltf/glb)、Industry Foundation Classes(ifc/ifczip)、IGES(igs/iges)、JT Siemens(jt)、NX Siemens(prt)、OBJ(obj)、Parasolid(X_T/xmt_txt/x_b)、Pro/E/Creo(asm/prt)、Pro/E/Creo Assembly(asm)、Pro/E/Creo Part(prt)、PRC(prc)、Revit(rvt/rfa)、Rhino(3dm)、SolidEdge(par/asm/psm)、SolidWorks(sldasm/sldprt)、SolidWorks Assembly(sldasm)、SolidWorks Part(sldprt)、STEP(stp/step/stpZ)、STL(stl)、U3D(u3d)、VDA-FS(vda)、VRML(wrl/wrml)

エクスポート
※出力可能な3Dモデルのファイル形式についてはお問い合わせ下さい。

Canvas X proの価格

初期導入費用+年間ライセンス料金方式:税込287,060円(2ライセンス)/税込706,778円(5ライセンス)
2年目以降年間ライセンス料金方式:2年目以降、税込72,490円/年
年間ライセンス導入及び使用料金ライセンス方式:税込76,890円/年(1ライセンス)、税込72,490円/年(2~19ライセンス)

※20台以上は別途見積となります。

Canvas X proの保証サービスやサポート

ソフトウェア開発テクニカルサポートが提供されており、導入後の技術的な問合せについてサポート専用メールを通じて問い合わせることが可能です。その他、導入前の相談についてはOSやソフトウェアごとに問い合わせフォームが用意されており、公式サイトのユーザーサポートページから質問を送ることができます。

Canvas X proの製品レビュー・評判は?

公式サイトに記載がありませんでした。

日本ポラデジタルが開発したCADの使用例・導入例

公式サイトに記載がありませんでした。

Canvas X proのメーカー情報

メーカー名 日本ポラデジタル株式会社
本社所在地 東京都文京区湯島2-16-10 MASSビル
問合せ先 03-6801-2331
公式サイト http://poladigital.co.jp/
互換性・価格・操作感に優れた
おすすめの3D CADソフトウェア3選

中小製造業であれば、対応する拡張子が合計20以上、価格は40~120万円程度、そして3Dモデリングならではのパラメトリックモデリング(パラメーター入力による設計)機能を有しつつも、マウスやペンタブで直観的な操作が可能なソフトウェアが狙い目です。

ここで紹介する3つの3D CADは、すべてその条件を満たしているおすすめのソフトウェアです。それぞれ「互換性の幅広さ」「低価格」「直観的な操作感」の面で突出した強みを持っているので、重要視したいポイントに合わせて選んでみてください。

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製品名
幅広い拡張子に対応できる
互換性を重視したいなら
IRONCAD
必要十分の機能をカバーし
低コストを重視したいなら
Alibre Design
誰でも直観的にデザインできる
操作感を重視したいなら
ZW3D
主な用途・得意分野自動機設計・設備機械設計 機械装置・金型の設計 機械装置・医療機器・家電・プラスチック金型の設計
対応フォーマット インポート:26
エクスポート:33
インポート:18
エクスポート:11
インポート:24
エクスポート:24
ライセンス価格 IRONCAD
スタンドアローンライセンス
1,135,970円(税込)
Alibre Design
エキスパートライセンス
(メンテナンス込み)
535,000円(税込)
ZW3D
プロフェッショナルライセンス
946,000円(税込)
操作感の特徴 マウス操作のモデル作成が簡単で、パラメーターを使った精確な調整と組み合わせ、求める3Dモデリングを実現できます。
ワンクリックでレンダリング環境にデータ転送できる便利さも備えているのも強みの一つです。
いつでも変更可能なスケッチ寸法やジオメトリ拘束など、パラメトリックモデリングをサポートする機能が搭載されています。
曲面形状の部品に対しては、マウスを使ったサーフェスモデリングでスピーディーに設計可能です。
ミドルレンジ帯でありながら、ソリッドとサーフェスを掛け合わせたハイブリッドモデリングを直観操作で使えるのが最大の強み。
さらにCAE・CAMを組み込んだオールインワン型で、一連の作業をシームレスに実行可能です。
各社詳細
選定条件:
Google検索「3DCAD」の結果から、用途に製造業が含まれている3DCADソフトウェア39種類を抽出。その内、対応するデータ形式が合計20個以上で、パラメトリックモデリング対応とマウスによる直観操作が可能、かつ価格が40万円~120万円程度のミドルレンジ帯のソフトウェア10種に絞り込んだ。
・IRONCADの選定理由:10種の内、もっとも対応データ形式が多い3DCADソフトウェアとして選出。

・Alibre Designの選定理由:10種の内、ライセンスの価格がもっとも安い3DCADソフトウェアとして選出。
・ZW3Dの選定理由:10種の内、ハイブリッドモデリングをマウス等の入力装置を用いた直観操作で使える、唯一のオールインワン型3DCADソフトウェアとして選出。 (調査日:2023年11月3日)
3DCAD比較