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CAE(比較検証・シミュレーション)

ここでは、用途別の導入例として、CAE(比較検証・シミュレーション)に3D CADを導入した企業の一例をご紹介します。

3D CADのCAE(比較検証・シミュレーション)における使われ方

Fusion 360の例(クラウドでシミュレーションができるソフトを選定)

3D CADの中にはCAE(比較検証)を得意としているものがいくつかあります。設計した際にどうなるのかなど、CAEは業種によって大切なテーマですが、CAEを得意としている生産技術分野向けの3D CADのひとつ、Fusion 360を例に紹介していきます。

Fusion 360はStandard版とUltimate版の二種類が用意されており、Ultimate版の場合は全8種類、Standard版に関しては4種類のシミュレーションが可能です。

Fusion 360ではシミュレーションの計算をクラウドにて行うことが可能なので、パソコンに負担をかけずにシミュレーションが可能です。3D CADはそれ相応のマシンパワーが求められますので、同時に作業を行えば利便性が高まるとは分かっていても、現実的に難しい部分もありますが、クラウドであれば可能になります。

CAEが用意されているソフトの中には、CAD部分とCAE部分が別になっているものも珍しくありません。その点、Fusion 360はCADとCAEが一体となっており、連携が可能です。例えばCAEの結果を受けてCADの設計を変更できますので、よりダイレクトな設計・編集を可能にします。

CAEの導入事例

互換性・価格・操作感に優れた
おすすめの3D CADソフトウェア3選

中小製造業であれば、対応する拡張子が合計20以上、価格は40~120万円程度、そして3Dモデリングならではのパラメトリックモデリング(パラメーター入力による設計)機能を有しつつも、マウスやペンタブで直観的な操作が可能なソフトウェアが狙い目です。

ここで紹介する3つの3D CADは、すべてその条件を満たしているおすすめのソフトウェアです。それぞれ「互換性の幅広さ」「低価格」「直観的な操作感」の面で突出した強みを持っているので、重要視したいポイントに合わせて選んでみてください。

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製品名
幅広い拡張子に対応できる
互換性を重視したいなら
IRONCAD
必要十分の機能をカバーし
低コストを重視したいなら
Alibre Design
誰でも直観的にデザインできる
操作感を重視したいなら
ZW3D
主な用途・得意分野自動機設計・設備機械設計 機械装置・金型の設計 機械装置・医療機器・家電・プラスチック金型の設計
対応フォーマット インポート:26
エクスポート:33
インポート:18
エクスポート:11
インポート:24
エクスポート:24
ライセンス価格 IRONCAD
スタンドアローンライセンス
1,135,970円(税込)
Alibre Design
エキスパートライセンス
(メンテナンス込み)
535,000円(税込)
ZW3D
プロフェッショナルライセンス
946,000円(税込)
操作感の特徴 マウス操作のモデル作成が簡単で、パラメーターを使った精確な調整と組み合わせ、求める3Dモデリングを実現できます。
ワンクリックでレンダリング環境にデータ転送できる便利さも備えているのも強みの一つです。
いつでも変更可能なスケッチ寸法やジオメトリ拘束など、パラメトリックモデリングをサポートする機能が搭載されています。
曲面形状の部品に対しては、マウスを使ったサーフェスモデリングでスピーディーに設計可能です。
ミドルレンジ帯でありながら、ソリッドとサーフェスを掛け合わせたハイブリッドモデリングを直観操作で使えるのが最大の強み。
さらにCAE・CAMを組み込んだオールインワン型で、一連の作業をシームレスに実行可能です。
各社詳細
選定条件:
Google検索「3DCAD」の結果から、用途に製造業が含まれている3DCADソフトウェア39種類を抽出。その内、対応するデータ形式が合計20個以上で、パラメトリックモデリング対応とマウスによる直観操作が可能、かつ価格が40万円~120万円程度のミドルレンジ帯のソフトウェア10種に絞り込んだ。
・IRONCADの選定理由:10種の内、もっとも対応データ形式が多い3DCADソフトウェアとして選出。

・Alibre Designの選定理由:10種の内、ライセンスの価格がもっとも安い3DCADソフトウェアとして選出。
・ZW3Dの選定理由:10種の内、ハイブリッドモデリングをマウス等の入力装置を用いた直観操作で使える、唯一のオールインワン型3DCADソフトウェアとして選出。 (調査日:2023年11月3日)
3DCAD比較