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工業製品の部品や機械設計分野に強みを持つ製造業向け3D CAD「Inventor LT」について、特徴や強み、評判や導入事例等についてまとめてみましたのでご覧ください。
2D・3Dのどちらにも対応する工業向けソフトウェア
2D図面から3Dモデル作成、3Dモデルから2D図面作成どちらにも対応するInventor LTは、初めて3D CAD導入する企業にも使いやすいソフトといえるでしょう。
サブスクリプション契約でサポート体制がしっかりしている点も、新たに導入する際には心強いですね。
拡張機能を追加した上位ソフト「Inventor」も用意されているため、3D業務が軌道に乗って強化する際もスムーズに移行できそうです。ただし、簡易版である「Inventor LT」は大規模な3Dモデリングには対応しづらい部分も。大規模なモデリングを目的とする場合には最初から上位ソフトの導入を検討するのがおすすめです。
Inventor LTは2D CADデータとの互換性があり、2Dから3Dへの移行しやすい点が強みです。また、作成した3Dモデルをもとに2D図面を作成することも可能。
最終的に2D図面を使うことが多い製造業においては使い勝手の良い機能だと言えます。今までの2D CADの技術や資産を活用することができるのも強みといえるでしょう。
3Dモデルの作成はパラメーターを使用した編集のほか、見たまま作業できるダイレクト編集にも対応。細かな寸法や形状を決定する前に、大まかなコンセプトモデルを作成することも可能です。たたき台をもとに打ち合わせすることで、打ち合わせ回数や試作の手間を減らすことにつながります。作業の効率化としても使えるソフトウェアです。
Inventor LTはサブスクリプション契約を採用していいて、1か月・1年間・3年間の3つの契約期間を用意しています。試験導入でソフト比較する場合は短期で、本格的な導入の際は長期でといったように、利用シーンに合わせて選ぶことができます。
最長の3年間契約は1か月あたりの費用を安く抑えることができますが、永久ライセンス契約がないため、長期使用の場合は費用面で不利なケースもあります。
インポート
Alias、CATIA V4、CATIA V5、JT、Pro/ENGINEER®、Parasolid®、SolidWorks™、UGS NX、SAT、STEP、IGES、Mechanical Desktop (DWG)
エクスポート
DWG、DWF、DWFx、IGES、JT、OBJ、SAT、STEP、STL、CATIA V5 (.CATPart)、Parasolidバイナリ(.x_b)、Parasolid テキスト(.x_t)、Pro/ENGINEER Granite(.g)、Pro/ENGINEER Neutral (.neu)、3D PDF、PDF、BMP、GIF、JPG、PNG、TIFF
ソフトウェア本体:62,700円※サブスクリプション1年間
Inventor LTはサブスクリプション契約の価格にサポート体制も盛り込まれています。
使用方法のサポート体制は電話・オンラインチャット・メールなど複数方法を用意。トラブルシューティングに使えるリモートサポート体制も整っています。日本法人があるため、海外製品を導入するにあたってのコミュニケーションのハードルは低いといえるでしょう。
Inventor LTは具体的な導入事例や企業を公表していませんが、製造業を中心に幅広い業界で活用されています。
メーカー名 | オートデスク株式会社(日本法人) |
日本 本社所在地 | 東京都中央区晴海 1-8-10 晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーX 24F |
問合せ先 | 0800-080-4245 |
公式サイト | https://www.autodesk.co.jp/ |
中小製造業であれば、対応する拡張子が合計20以上、価格は40~120万円程度、そして3Dモデリングならではのパラメトリックモデリング(パラメーター入力による設計)機能を有しつつも、マウスやペンタブで直観的な操作が可能なソフトウェアが狙い目です。
ここで紹介する3つの3D CADは、すべてその条件を満たしているおすすめのソフトウェアです。それぞれ「互換性の幅広さ」「低価格」「直観的な操作感」の面で突出した強みを持っているので、重要視したいポイントに合わせて選んでみてください。
製品名 |
幅広い拡張子に対応できる
IRONCAD
互換性を重視したいなら |
必要十分の機能をカバーし
Alibre Design
低コストを重視したいなら |
誰でも直観的にデザインできる
ZW3D
操作感を重視したいなら |
---|---|---|---|
主な用途・得意分野 | <自動機設計・設備機械設計 | 機械装置・金型の設計 | 機械装置・医療機器・家電・プラスチック金型の設計 |
対応フォーマット | インポート:26 エクスポート:33 |
インポート:18 エクスポート:11 |
インポート:24 エクスポート:24 |
ライセンス価格 | IRONCAD スタンドアローンライセンス 1,135,970円(税込) |
Alibre Design エキスパートライセンス (メンテナンス込み) 535,000円(税込) |
ZW3D プロフェッショナルライセンス 946,000円(税込) |
操作感の特徴 | マウス操作のモデル作成が簡単で、パラメーターを使った精確な調整と組み合わせ、求める3Dモデリングを実現できます。 ワンクリックでレンダリング環境にデータ転送できる便利さも備えているのも強みの一つです。 |
いつでも変更可能なスケッチ寸法やジオメトリ拘束など、パラメトリックモデリングをサポートする機能が搭載されています。 曲面形状の部品に対しては、マウスを使ったサーフェスモデリングでスピーディーに設計可能です。 |
ミドルレンジ帯でありながら、ソリッドとサーフェスを掛け合わせたハイブリッドモデリングを直観操作で使えるのが最大の強み。 さらにCAE・CAMを組み込んだオールインワン型で、一連の作業をシームレスに実行可能です。 |
各社詳細 |