【中小製造業・生産技術向け】
互換性・価格・操作感に優れた
おすすめの3D CAD導入ガイド

3D CADの導入で重要なのは、目的に合った「ちょうどいいレベル」のソフトを選ぶこと。とはいえ、ローエンドからハイエンドまで幅広いラインナップがあり、どう選んでいいいのか分かりにくいのも事実。

そこで押さえておきたいのが、データの互換性・価格・操作感の3つ。このサイトでは、中小製造業にとって必要十分な機能を備えるミドルレンジの製品から、おすすめの3D CADをご紹介しています。新規導入や乗り換えの参考にぜひお使いください。

公開日: |更新日:

2D CADより扱いが難しく、決して安いものではない3D CAD。導入に失敗したくないなら、幅広い互換性を持ち操作感の優れたソフトウェアから見つけるのがベター。200万円以上するハイスペックモデルでなくても、中小製造業に必要な機能は40~120万円と幅広いミドルレンジでも十分に備えています。

このサイトでは、そんなミドルレンジの3D CADソフトウェアをご紹介しています。

互換性・価格・操作感に優れた
3D CAD
ソフトウェア 3選

中小製造業であれば、対応する拡張子が合計20以上、価格は40~120万円程度、そして3Dモデリングならではのパラメトリックモデリング(パラメーター入力による設計)機能を有しつつも、マウスやペンタブで直観的な操作が可能なソフトウェアが狙い目です。

ここで紹介する3つの3D CADは、すべてその条件を満たしているおすすめのソフトウェアです。それぞれ「互換性の幅広さ」「低価格」「直観的な操作感」の面で突出した強みを持っているので、重要視したいポイントに合わせて選んでみてください。

製品名
幅広い拡張子に対応できる
互換性を重視したいなら
IRONCAD
必要十分の機能をカバーし
低価格を重視したいなら
Alibre Design
誰でも直観的にデザインできる
操作感を重視したいなら
ZW3D
主な用途・
得意分野
自動機設計・設備機械設計 機械装置・金型の設計 機械装置・医療機器・家電・プラスチック金型の設計
対応フォーマット インポート:26
エクスポート:33
インポート:18
エクスポート:11
インポート:24
エクスポート:24
ライセンス価格 IRONCAD
スタンドアロンライセンス
1,135,970円(税込)
Alibre Design
エキスパートライセンス
(メンテナンス込み)
535,000円(税込)
ZW3D
プロフェッショナルライセンス
946,000円(税込)
操作感の特徴 マウス操作のモデル作成が簡単で、パラメーターを使った精確な調整と組み合わせ、求める3Dモデリングを実現できます。
ワンクリックでレンダリング環境にデータ転送できる便利さも備えているのも強みの一つです。
いつでも変更可能なスケッチ寸法やジオメトリ拘束など、パラメトリックモデリングをサポートする機能が搭載されています。
曲面形状の部品に対しては、マウスを使ったサーフェスモデリングでスピーディーに設計可能です。
ミドルレンジながら、ソリッドとサーフェスを掛け合わせたハイブリッドモデリングを直観操作で使えるのが最大の強み。
さらにCAE・CAMを組み込んだオールインワン型で、一連の作業をシームレスに実行可能です。
各社詳細
選定条件:
Google検索「3DCAD」の結果から、用途に製造業が含まれている3DCADソフトウェア39種類を抽出。その内、対応するデータ形式が合計20個以上で、パラメトリックモデリング対応とマウスによる直観操作が可能、かつ価格が40万円~120万円程度のミドルレンジのソフトウェア10種に絞り込んだ。

・IRONCADの選定理由:10種の内、もっとも対応データ形式が多い3DCADソフトウェアとして選出。
・Alibre Designの選定理由:10種の内、ライセンスの価格がもっとも安い3DCADソフトウェアとして選出。
・ZW3Dの選定理由:10種の内、ハイブリッドモデリングをマウス等の入力装置を用いた直観操作で使える、唯一のオールインワン型3DCADソフトウェアとして選出。 (調査日:2023年11月3日)

用途別
3D CAD導入例

3D CADを導入したことでどのような効果を得られたのか、ジャンル毎にまとめています。3D CADそれぞれ特徴が異なるのは言うまでもありませんが、3D CAD導入のニーズもまた、それぞれ異なるものです。3D CADを導入したことで、何が変わり、何を得られたのかについて、いくつかの事例をご紹介していますのでご覧ください。

機械設計のイメージ

機械設計

IRONCAD
SOLIDWORKS

機械設計の現場で、IRONCADとSOLIDWORKSを導入した2社の事例をご紹介。1つは、業務効率改善として3D CADを導入した結果、効率化が進み、難易度の高い設計も可能になって受注案件も増えた事例。もう1つは、バブル期以降売り上げが伸び悩みから、ものづくりの見直し・改善に向けて3D CADを導入。その結果、売り上げが10倍になった事例です。

治具設計のイメージ

治具設計

図脳CAD3D V2
IRONCAD

治具設計の現場で、図脳CAD3D V2とIRONCADを導入した4社の事例をご紹介。中間ファイルでは正しくデータを読み取れずに工数がかかっていた現場で3D CADを導入した電子部品メーカーの事例、3D CADが必要になるたびに他部署から借りて使っていた自動車メーカーが自部署で導入した事例など4例をまとめています。導入した結果は?

金型設計のイメージ

金型設計

図脳CAD3D V2

金型設計の現場で、図脳CAD3D V2などを導入した3社の事例をご紹介。履歴や拘束条件が邪魔をして意図した編集ができないという、自社の作業内容に合わない3D CADを使っていた鋳型設計・鋳造メーカーの事例。発注元からのデータをネイティブで受け取るために、取引先と同じ3D CADを揃えてコストがかさんでいた金型設計・金型受託を行う会社などの事例をまとめています。

生産設備設計のイメージ

生産設備設計

IRONCAD

生産設備設計の現場で、IRONCADを導入した2社の事例をご紹介。業務の見直しで、将来を見据えた環境構築の一環として導入した大型産業機械の設計製造の大手企業の事例や、3Dのデータを見て2Dで想像したり、変換する作業をしていた会社が必要に迫られて3D CADを導入した事例をまとめています。

比較検証(CAE)のイメージ

CAE(比較検証・シミュレーション)

Fusion 360

CAE(比較検証・シミュレーション)における実際の使用例をご紹介。金属材料に比べるとまだまだ計算手法が確立されていない樹脂の力のかかり具合等を計測したり、自動車の設計において空気抵抗のシミュレーションをしたり、CAEを自動化に近い形で活用することで、設計等の最適化を行う例などをまとめています。

製造業・生産技術向け
3D CAD製品リスト

Google検索「3DCAD」の結果から、用途に製造業が含まれている3DCADソフトウェア39種類を抽出。その内、生産技術の現場で使われていることが公式サイトに明記された6製品をご紹介します。(調査日:2023年11月3日)

設備機械設計・部品設計など、生産技術現場で使える3D CAD製品一覧

iCAD SX

高速処理ときめ細かさを実現
iCAD SXのHPキャプチャ
引用元:iCAD SX(富士通)公式サイト
https://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/manufacturing/monozukuri-total-support/products/plm-software/icad/sx/

富士通が提供している機械装置向けの3D CADです。さまざまな分野の大規模機械装置の設計に対応できるよう、100万部品を0.2秒で処理する高速エンジンを搭載しており、開発にかかる作業時間を大幅に節約できます。

3つの特徴
  1. 大規模アセンブリに特化した高速エンジン搭載
  2. アイコンとメジャーによる直感的な操作が可能
  3. フルアクティブトップダウン設計
価格
1,669,800円~(税込)
※正式名称…FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA 設計製造支援 iCAD SX
大型機械装置設計
大型プラント設計
生産ライン設備設計
ダイレクトモデリング

IRONCAD

構想設計をシンプルに行えるCAD
IRONCADのHPキャプチャ
引用元:IRONCAD(IronCAD, LLC.)公式サイト
http://www.ironcad.jp/design-collaboration-suite/ironcad/

装置や治具の設計開発に用いられるミドルレンジの3D CADです。初心者からベテランまで扱えるよう独自機能を複数搭載し、従来のシステムでは対応が困難であった構想設計もスムーズに行えるよう考案されています。

3つの特徴
  1. 大規模アセンブリも動作が軽快、トップダウン設計が簡単
  2. カタログからのドラッグ&ドロップである程度の操作が可能
  3. 1つのファイルでアセンブリ構想が可能
価格

IRONCAD スタンドアロンライセンス
1,135,970円~(税込)
参照元:サイバーエース(https://www.c-ace.net/about/soft/ironcad.html

装置設計
治具設計
設備機械設計
ダイレクトモデリング

SOLIDWORKS

生産性の向上をもたらしてくれる3D CAD
Solid worksのHPキャプチャ
引用元:SOLIDWORKS(ダッソーシステムズ社)公式サイト
https://www.solidworks.com/ja

フレキシブルな設定幅が魅力の3D CADとして、試作モデルや新規製品の開発作業などをサポートしています。世界規模のユーザーコミュニティがあり、高レベルの技術を備えた専門家同士の交流が盛んなことも特徴です。

3つの特徴
  1. 豊富なモデリング機能と柔軟な操作性
  2. パラメトリックな形状変更・直感的なモデリング操作
  3. 設計手順であるモデリングの過程を時系列で表示
価格

SOLIDWORKS Standard
1,138,500円(税込)

SOLIDWORKS Professional
1,362,900円(税込)

SOLIDWORKS Premium
1,824,900円(税込)
参照元:CAD SHOP(https://www.cadshop.jp/item_solidworks.html

家電製品の外装筐体設計
機械部品設計
フィーチャーベースモデリング

図脳CAD3D V2

コストパフォーマンスに優れたモデル
図脳CAD 3D V2のHPキャプチャ
引用元:図脳CAD3D V2(フォトロン)公式サイト
https://www.photron.co.jp/lp/productiontechnology/

3次元モデルから2次元図面の作成を可能にするなど、データ互換性に優れている3D CADソフトです。ハイエンドと同じカーネルを搭載しつつ、リーズナブルな価格設定で優れたコストパフォーマンスを実現しています。

3つの特徴
  1. CATIAと同じカーネルを搭載し高い再現性を実現
  2. 多彩なデータ互換、標準でCATIAネイティブデータに対応
  3. 直感的に操作できるシンプルなインターフェース
価格
永年ライセンス
880,000円(税込)
金型設計
治具設計
ダイレクトモデリング

Fusion360

一元管理に適した一貫性の高いCAD
Fusion360のHPキャプチャ
引用元:Fusion360(オートデスク社)公式サイト
https://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360/overview/

3D CADとしてだけでなく、CAMやCAEといったシステムも備えた総合ソフトウェアです。3D CADとしてはミドルレンジのダイレクトモデリングを特徴としており、設計から製品化まで一元管理することができます。

3つの特徴
  1. クラウドタイプなので導入が簡単に行える
  2. プラットフォームの統一により、操作をすぐに覚えられる
  3. 月額1万を切るコストパフォーマンスの高さ
価格
8,800円/月(税込)
71,500円/年(税込)
製品設計
クラウド
フィーチャーベースモデリング

Mastercam Design

様々なモジュールと組合せ可能な
世界水準の3D CAD
Mastercam DesignのHPキャプチャ
引用元:Mastercam Design(ゼネテック)公式サイト
https://www.mastercam.co.jp/product/mastercam/design/

1990年に日本国内で正規代理店が誕生して以来、30年の販売実績を持つ3D CAD/CAMソフトです。2次元製図機能も標準で搭載している複合システムです。

3つの特徴
  1. Mastercamの複数のモジュールと一元管理
  2. 直感的なモデリングに対応
  3. 国際的に知名度が高く対応可能トランスレータも豊富
価格
公式ホームページに記載なし
自動車
航空・宇宙事業
産業機械設計
機械設計・開発
板金部品
金型設計
工業デザイン
フィーチャーベース
ハイエンド

そのほかの製造業全般向け3D CAD製品リスト

先に生産技術の現場での用途にマッチした6製品をご紹介しましたが、ここではそれ以外の33製品をご紹介しています。ソフト選びの参考にしてみてください。(調査日:2023年11月3日)

CATIA V5

手厚いサポートが特徴の
ハイエンド3D CAD
CATIA V5のHPキャプチャ
引用元:CATIA(ダッソーシステムズ社)公式サイト
https://www.3ds.com/ja/products-services/catia/

フランス製の3D CADとして、全世界的にシェアを拡大しているシステムです。自動車業界や航空業界、電子産業、製造機械などの産業分野までさまざまな業界で採用されており、目的別にさまざまなパッケージが用意されています。

3つの特徴
  1. 大規模なアセンブリに対しても高い操作性
  2. さまざまな製造業界に対応した豊富なモジュール
  3. PLM製品として製品開発のプロセスを一貫してサポート
価格
導入費用:2,555,300~5,566,000円(税込)
年ライセンス:510,950~1,113,200
自動車
航空・宇宙事業
産業機械設計
フィーチャーベース
ハイエンド

Creo

設計から販売までをまとめた
総合ソリューション
CreoのHPキャプチャ
引用元:Creo(PTC社)公式サイト
https://www.ptc.com/ja/products/cad/creo/

アメリカのPTC社が開発した3D CADであり、設計だけでなくCAMやCAE、データ管理など数多くのシステムと高いレベルで連携可能です。パラメトリック系3D CADながら、直感的なモデリングにも対応しています。

3つの特徴
  1. リアルタイムシミレーションによる使用者の負担軽減
  2. シームレスなチェックが可能
  3. 流体解析など豊富な解析機能による専門性の追求
価格
サブスクリプション
568,700~1,648,900円/年(税込)
機械設計・開発
解析
フィーチャーベース
ハイエンド

NX

生産から解析・製品開発まで
トータルサポート
NXのHPキャプチャ
引用元:NX(シーメンスPLMソフトウェア社)公式サイト
https://www.plm.automation.siemens.com/global/ja/products/nx/

キヤノンが提供している国産3D CADです。設計から製造、解析まで製品開発の工程をトータルサポートしているハイエンドの3D CADであり、自由度の高いモデリングや製図モジュールなど豊富な機能が特徴となっています。

3つの特徴
  1. PLM・Teamcenterにより製品設計プロセスを一元管理
  2. 高度な解析機能など豊富な設計モジュール
  3. 自由度の高いモデリングを可能にしたダイレクト編集
価格
公式ホームページに記載なし
機械設計
製品開発
解析
フィーチャーベースモデリング
ハイエンド

Inventor

工程全体を支援してくれる
ハイパフォーマンスの3D CAD
InventorのHPキャプチャ
引用元:Inventor(オートデスク社)公式サイト
https://www.autodesk.co.jp/products/inventor/overview/

設計からシミュレーションまで、一貫対応できる3D CADです。設計者が考える「あったらいいな」が数多く組み込まれているミドルレンジのシステムであり、月額プランも用意されているなど選択肢の多さが魅力です。

3つの特徴
  1. フィードバッグをタイムリーに共有可能
  2. カスタム製品とプロセスの自動化双方のニーズに対応
  3. Inventor社の他の製品との組み合わせで幅広い仕事が可能に
価格
公式ホームページに記載なし
機械設計
製品開発
フィーチャーベース

Solid Edge

使いやすい機能が
豊富に用意されている3D CAD
Solid EdgeのHPキャプチャ
引用元:Solid Edge(シーメンスPLMソフトウェア社)公式サイト
https://solidedge.siemens.com/ja/

製品開発に役立つ3D CADとしてだけでなく、文書の発行や各種データ管理など、製造業務をトータルでサポートする管理ツールとしても利用されています。無償版があり、導入前に自社ニーズとのマッチングを行えます。

3つの特徴
  1. クラウドタイプなので導入が簡単
  2. 無償評価版があるので試すことも可能
  3. 様々なニーズに合ったソリューションの提供
価格
年額: 202,620円~(税込)
機械設計
電気設計
フィーチャーベース
クラウド

TOPsolid

コストパフォーマンスの高さが
特徴のCAD
TOPsolidのHPキャプチャ
引用元:TOPsolid(日本代理店コダマコーポレーション)公式サイト
http://www.kodamacorp.co.jp/products/topsolidv6ser/topsolid.php

ハイエンドの性能を、ミドルレンジの価格帯で提供するというコンセプトにもとづいて開発された3D CADです。国産企業が開発した3D CADであり、サポートなども日本語で対応してくれるため安心感が高いといえます。

3つの特徴
  1. 複雑な形状の生成や曲面処理などに柔軟に対応
  2. カーネルにParasolidを採用
  3. 様々なモデリング機能を搭載しているのでイメージを具現化しやすい
価格
公式ホームページに記載なし
板金部品
金型設計
フィーチャーベース

Rhinoceros

豊富なフォーマットがある
自由曲線作成に特化したツール
RhinocerosのHPキャプチャ
引用元:Rhinoceros公式サイト
https://www.rhino3d.co.jp/

3D CADとしては低コストながら、フレキシブルなデザイン力を備えていると評判のシステムです。さまざまな業界に幅広く対応できる機能を搭載しており、さらにアカデミック版があるのでビギナーのトレーニングにも利用できます。

3つの特徴
  1. 作業がしやすいスタンダードデザイン
  2. R形状の製品をモデリングするのに優れたモデラー
  3. ハイエンドCADソフトウェアと同等の性能
価格
187,000円~(税込)
工業デザイン
金型設計
機械設計

DesignSpark Mechanical

ビジネスから趣味に至るまで
幅広い場面で活躍するCADツール
RhinocerosのHPキャプチャ
引用元:DesignSpark Mechanical公式サイト
https://www.rs-online.com/designspark/mechanical-software-jp

自由曲面作成を目的として開発され、工業デザインや機械設計など様々な分野に活用しやすい3D CADです。ビジネス版だけでなくアカデミック版が提供されており、3D CADを学ぶ人やビギナーにとっても扱いやすい点が特徴です。

3つの特徴
  1. 無料で有料アップグレード版級のソフトを使用できる
  2. エンジニア向けの電気設計用CADツール
  3. 画期的な操作性で誰でも簡単に扱える
価格
公式ホームページに記載なし
電気機器設計
建築設計

SketchUp Pro

直感操作で導入しやすい
デスクトップ・WEBマルチ対応の3D CAD
SketchUp ProのHPキャプチャ
引用元:SketchUp Pro公式サイト
https://www.sketchup.com/ja/products/sketchup-pro

SketchUp Proは建築業界やインテリア業界で知名度の高い3D CADです。イメージをそのまま反映してモデリングできることが特徴である一方、精密設計に関しては従来の3D CADと比較して応用力が低いというデメリットもあります。

3つの特徴
  1. 見たまま操作できる使いやすいユーザーインターフェイス
  2. デスクトップ・WEBどちらにも対応しシームレスに使える
  3. 容量無制限のクラウドストレージ付きでデータ共有が容易
価格
Shop33,000円/年(税込)
Studio73,260円/年(税込)
建築デザイン
インテリア
クラウド

Inventor LT

機械設計・部品設計に特化した
リーズナブルな簡易版3D CAD
Inventor LTのHPキャプチャ
引用元:Inventor LT公式サイト
https://www.autodesk.co.jp/products/inventor-lt/overview

製造業向け3D CADとして開発されており、工業部品や機械設計を得意としている3D CADです。3Dモデルだけでなく、2D図面の作成にも対応しており、サブスクリプション契約によるサポート体制も充実しています。

3つの特徴
  1. 2D CADとの互換性で図面読み込み・3Dモデルから2D図面作成が可能
  2. 直感的な操作が可能な「ダイレクト編集機能」を搭載
  3. 日本法人による電話・メール・オンラインチャットでの日本語サポート体制
価格
公式ホームページに記載なし
産業機械設計
部品設計
製品開発

DesignFlow/AutoDrawing

金型ベース加工業界に
特化した3D CAD
DesignFlow/AutoDrawingのHPキャプチャ
引用元:DesignFlow/AutoDrawing(アンドール)公式サイト
https://www.andor.co.jp/products/df_autodrawing/index.html

金型ベース加工業界に最適化された業界特化型3D CADです。メーカーごとの公差情報を色分けによって視覚化している上、3Dデータがそのまま2次元投影されるので、2D図面の作業効率を大きく向上させることができます。

3つの特徴
  1. 既存の公差テンプレートによって2D展開図作成を効率化
  2. 3D穴の形状や座標も自動認識によって対応
  3. 任意の部位を指定した陰線作成機能を搭載
価格
本体ソフトの標準価格
1,078,000円(税込)
金型設計・開発
陰線作成機能

CADPAC-NT 3D

多種多様な業界に
対応可能な3D CAD
CADPAC-NT 3DのHPキャプチャ
引用元:CADPAC-NT 3D(デザイン・クリエイション)公式サイト
https://www.dcrea.co.jp/product/nt3d/

3D CADを使う上で、ユーザーから多く寄せられる不満やリクエストをもとに開発された3D CADです。2次元設計をする感覚で操作できる上、業種・業界を問わず幅広い分野の設計業務や使用部品のリスト化に使えます。

3つの特徴
  1. さまざまな業界のニーズを考慮したシステム設計と専任サポート
  2. 2D設計の感覚で3Dモデリングを行える操作性
  3. 構成部品の自動リスト作成と整合性のチェック
価格
標準構成
1,078,000円(税込)
機械設計・開発
製品開発
電気設計
食品業界
介護福祉業界

SpaceClaim

直感的な操作によるダイレクトモデリングが可能
SpaceClaimのHPキャプチャ
引用元:SpaceClaim(サイバネットシステム)公式サイト
http://www.cybernet.co.jp/spaceclaim/

フィーチャーでなく、基本となる4つのコマンドを組み合わせて、イメージ通りのダイレクトモデリングを行える3D CADです。様々な3D CADとのデータ互換性に優れており、構造設計や解析モデリングにも活用できます。

3つの特徴
  1. 4つのコマンドを組み合わせてダイレクトモデリング
  2. 数多くのファイル形式と互換性があって追加オプションも用意
  3. 設計から解析まで幅広く連携できるシステム
価格
公式ホームページに記載なし
構想設計
製造支援
3Dプリンタ用データ
解析用モデリング
ダイレクトモデリング

Cimatron

金型製作の全工程を網羅する
総合ソリューション
CimatronのHPキャプチャ
引用元:Cimatron(3D Systems)公式サイト
https://www.cimatron.com/jp/

3D Systems社が開発した3DCAD/CAMです。金型設計・製作に必要な機能をまとめて搭載しており、直感的な操作によってさまざまな工程を一括管理しながら、個々の作業を効率化できます。

3つの特徴
  1. 金型向け総合ソリューション
  2. 自由なカスタマイズが可能
  3. 必要な機能に合わせてライセンス取得
価格
公式ホームページに記載なし
金型設計・製作
製品開発
製造支援

VariCAD

ものづくり業界を支える
3DCAD/2DCAD
VariCADのHPキャプチャ
引用元:VariCAD(エーディーディー)公式サイト
https://varicad.add-soft.jp

チェコ共和国の企業が1988年に開発したCADシステムです。3DCADと2DCADの特性を兼ね備えながら、導入コストや運用コストの軽減を重視されていることが特徴です。

3つの特徴
  1. 3次元モデルと2次元図面を一括で作成
  2. 価格10万円未満のコストパフォーマンス
  3. 視認性と利便性を追求した仕様
価格

VariCAD ライセンス
123,000円/年(税込)

アップグレードライセンス
58,300円/年(税込)

機械設計・開発
部品設計

RADAN

設計から製造までの
全工程を一括管理
RADANのHPキャプチャ
引用元:RADAN(ウィリー)公式サイト
https://www.weilli.com/radan

RADANはアメリカやヨーロッパなど、世界中の企業で導入されている3DCADです。2DCADやマルチCAMなど、機械設計に必要な機能をトータルで利用できます。

3つの特徴
  1. それぞれの部品に異機種の割付データを保存可能
  2. 3DCADの初心者でも直感的に操作できる
  3. オプションで3DCADダイレクトコンバーターに対応
価格
公式ホームページに記載なし
機械設計・開発
マルチCAM
自動車業界
航空宇宙産業

MYPAC DESIGNER

工作機械メーカーが開発した
オリジナル3DCAD
MYPAC DESIGNERのHPキャプチャ
引用元:MYPAC DESIGNER(倉敷機械)公式サイト
http://www.kuraki.co.jp/solution/index.html

創業1938年の工作機械メーカーが開発し、1985年に発売されたCADシリーズ「MYPAC」には、標準で3DCADと2DCADの機能が搭載されており、さらに複数のアドオンで機能を拡大できます。

3つの特徴
  1. 3Dデータと2Dデータを同時に利用可能
  2. 機械メーカーが利便性を追求したCADシリーズ
  3. アドオンでさまざまな分野の設計にも対応
価格
公式ホームページに記載なし
機械設計
金型設計
板金
配管
電気設計

CADSUPER Works

2次元と3次元が融合する
全方位カバーの設計環境
アンドール株式会社公式サイト
引用元:CADSUPER Works(アンドール)公式サイト
https://www.andor.co.jp/products/cadsuper_works/

2次元/3次元が共存するだけではなく連携も実現したCADシステムです。アセンブリ対応で、図面から3Dモデリングが簡単にできます。構想設計では2次元CADで行い、3次元CADを使って干渉チェックも可能です。他にもアセンブリデータから一括で組図と各部品図の作成をはじめ、補正や編集など多彩な機能で設計者の設計環境をサポートします。

3つの特徴
  1. 2次元/3次元が共存し連携できる
  2. 解析機能や干渉チェックも可能
  3. 図面比較や他社製CADコンバータなど多彩な機能を備える
価格
標準価格
437,800~2,178,000円(税込)
年間サブスクリプションは別途必須
2次元・3次元設計と連携
アセンブリ対応
補正機能
図面

Onshape

クラウド型でリモートワークを快適にする
製品開発プラットフォーム
アンドール株式会社公式サイト
引用元:Onshape(エービーケーエスエス)公式サイト
https://abkss.net/products/onshape/

Onshapeは、快適なリモートワークによる設計環境を作るクラウド型の製品開発プラットフォームです。2020年5月時点、全世界5,000社のモノづくりに携わる業界で導入されています。クラウド型なので高スペックのパソコンを導入しなくても問題ありません。リアルタイムによるデータ共有で、バージョンの整合性を気にすることから解放されます。ハードウェアの定期アップデートも意識せず、オフィスに限らず、自宅や外出先でもインターネット環境さえあればアクセスして作業を行えるのが強みです。

3つの特徴
  1. 導入時の初期コストの負担軽減
  2. データ管理の面倒さから解放される
  3. ハードウェアの制約にとらわれない
価格
サブスクリプション
177,650円~/年(税込)
図面
分析
テレワーク対応
3Dモデリング・アセンブリ・大規模アセンブリ
PDM
クラウド

GO2cam

機械部品の加工に適した
総合ソリューション
GO2camのHPキャプチャ
引用元:GO2cam(セイロジャパン)公式サイト
https://www.saeilo.co.jp/products/go2cam.html

フランスのGO2camInternational社が開発した3DCADCAMシステムであり、セイロジャパンが代理店として提供しています。機械部品加工向けのシステムとして開発されており、初心者でもスキル修得を進められるよう分かりやすい操作性となっています。

3つの特徴
  1. 機械部品加工に役立つモジュールを搭載
  2. 繰り返し作業の自動化によって作業を効率化
  3. 未経験者でも理解しやすいシステム構成
価格
公式ホームページに記載なし
機械設計・開発
部品加工

VISI

金型業界に特化した
3Dハイブリッドモデル
VISIのHPキャプチャ
引用元:VISI(システムクリエイト)公式サイト
https://systemcreate-inc.co.jp/products/it/cadcam/visi_overview.html

金型製造業界に特化した3DCAD/CAM/CAEソリューションです。金型の設計や開発、製造などに幅広く対応しており、直感的な操作に適したシンプルなメニューやアイコン表示に加えて、柔軟なカスタマイズで作業環境を効率化できます。

3つの特徴
  1. 金型業界の設計・開発をトータルカバー
  2. 初心者にとっても直感的に操作しやすい
  3. メニューやアイコンのカスタマイズで操作を効率化
価格
公式ホームページに記載なし
金型設計・開発
部品加工

ThinkDesign

様々な分野で活躍するハイブリッド3DCAD
ThinkDesignのHPキャプチャ
引用元:ThinkDesign(シーキューブ)公式サイト
https://www.ccube.co.jp/products/thinkdesign

多くの自由曲面を持つ3Dモデルの作成や修正が可能であり、ソリッドとサーフェスの混在モデリングにも対応しているハイブリッド3DCADです。工業デザインや意匠デザイン、金型設計など幅広く活用できます。

3つの特徴
  1. 仕上がりをイメージする多彩なレンダリング機能
  2. 自由曲面の多い部品でもスムーズに対応
  3. 部品同士の干渉や動作をアニメーションで確認
価格
公式ホームページに記載なし
工業製品の設計・デザイン
意匠デザイン
金型モデリング
自動車
航空・宇宙事業
医療分野
産業機械設計

Speedy mill Next

日本のものづくりを支える純国産3DCAD/CAM
Speedy mill NextのHPキャプチャ
引用元:Speedy mill Next(キャムタス)公式サイト
http://www.camtus.co.jp/product/speedy_mill_next.html

2DCADの作図機能を移植された3DCADであり、2D図面を読み込んで3Dモデルの作成を進められます。直感的な操作性に優れており、3DCAD初心者でも専門SEがリモート環境で操作法をサポートしてくれるため安心感があります。

3つの特徴
  1. 2Dパラメトリック図形をベースに3Dモデリング
  2. 日本の製造業を想定した純国産の仕様設計
  3. 金型設計に活用できるデータベースを搭載
価格
公式ホームページに記載なし
工業製品
金型設計
アセンブリ機能

BricsCAD

多言語に対応した
2D・3DのハイブリッドCADシステム
BricsCADのHPキャプチャ
引用元:BricsCAD公式サイト
https://www.bj-soft.jp/bricscad/

ベルギーで開発された3DCADシステムであり、日本語を含めた15言語(2021年7月時点)に翻訳されて活用されています。2Dデータと3Dデータの連携はもちろん、海外での使用時にも日本のライセンスを使用可能です。

3つの特徴
  1. 3Dモデルと2D平面図を双方向に連結できる
  2. 日本で購入したライセンスを海外拠点でも利用可能
  3. 自社の作業に合わせたカスタマイズ性も備えている
価格
Lite:75,900円(税込)~
Pro:105,060円(税込)~
Mechanical:214,500円(税込)~
Ultimate:225,500円(税込)~
建築デザイン
工業製品
部品加工
多言語対応
クラウド

KEYCREATOR

直感的な操作で
ものづくり環境の拡充をサポート
KEYCREATORのHPキャプチャ
引用元:KEYCREATOR公式サイト
https://www.kubotek.com/cac/cadcam/kc_index.html

KEYCREATORは2D平面図や3Dモデルに対応したCAD/CAM一体型のシステムであり、全ての製品タイプでワイヤーフレームやソリッド、サーフェスなどの機能が搭載されています。他社製品との互換性も重視されており、複数のデータに対応していることもポイントです。

3つの特徴
  1. 3DCAD初心者でも導入しやすい
  2. 直感的かつ自由な操作を追求
  3. 30日間の体験版プログラムを利用できる
価格
公式ホームページに記載なし
工業部品
衣装デザイン
3D地図モデル

Product Design & Manufacturing Collection

様々なソフトを選択できる
CADコレクション
Product Design & Manufacturing Collection
引用元:Product Design & Manufacturing Collection(オートデスク)公式サイト
https://www.autodesk.co.jp/collections/product-design-manufacturing/create

オートデスクが開発したCAD/CAM/CAEなどをコレクション化している、グローバルスタンダードの総合CADシステムです。2DCADや3DCAD、さらにクラウドストレージなど様々な機能を備えたソフトウェアやサービスが任意に選択できるようになっており、自社のニーズに応じて必要なCAD環境を自由に構築していくことができます。また、専任スタッフによるサポートサービスも充実しています。

3つの特徴
  1. 2D図面から3Dモデルを自動作成し、アニメーションも作成可能
  2. さまざまな分野や業界で活用法を考えられるカスタマイズ性
  3. クラウドベースのCAD/CAM/CAEソフトウェアも選択できる
価格
導入費用:3年契約:1,438,800円(税込)
年ライセンス:1年契約:479,600円(税込)
1ヶ月契約:60,500
設計・開発
デザイン
プロモーション

Corel CAD

複数のチーム間の
作業共有や連携もサポート
Corel CAD
引用元:CorelCAD(コーレル)公式サイト
https://www.coreldraw.com/jp/product/corel-cad/

コーレルが提供しているCADシステムであり、2021年には「CorelCAD 2021」が発売されました。2D図面から3Dモデルを自動作成したり、3Dモデルをベースとして高精度画像やアニメーションを直接に作成したりと、部品設計や製品開発の分野だけでなく、営業や広告でも利用できます。また、WindowsとMacの両OSに対応している他、音声メッセージ機能を持つなど、メンバー間やチーム間でデータ共有する際にも有効です。

3つの特徴
  1. Windows OSとMac OSの両方に対応している
  2. 業界標準ファイルの各種データ形式を利用可能な互換性
  3. 2D・3Dを一元管理できる上、音声メッセージで情報共有
価格
導入費用:通常版:83,490円(税込)
機械設計
製品開発
比較検証

ZW3D

費用対効果を追求した
3DCADシステム
ZW3DのHPキャプチャ
引用元:ZW3D(CHAM-Japan)公式サイト
https://zwcad.co.jp/ZW3D/

既存の3DCADシステム「ZW3D Standard」を、コストパフォーマンスの観点から再設計されたミドルレンジ3DCADシステムです。3DCAD初心者でも扱いやすいよう直感的な操作が可能となっており、2Dデータや3Dモデルをシームレスに連携させられます。

3つの特徴
  1. コストメリットを重視したミドルレンジ3DCADシステム
  2. 2D図面と3Dモデルのシームレスな連携が可能
  3. CADエンジニアのスキルアップ教材としても有効
価格
946,000円(税込)
※バージョンアップ、サポート費別途
機械設計・開発
意匠デザイン
ミドルレンジ3DCAD

Alibre Design

コストパフォーマンス重視の
3DCADパッケージ
Alibre DesignのHPキャプチャ
引用元:Alibre Design(スリー・ディー・エス)公式サイト
https://www.alibre.jp/

ビジネスユースとしての機能搭載を前提としながら、コストパフォーマンスを最大限に追求するというコンセプトで開発された機械設計向けの3DCADパッケージです。初心者からベテランまで、ニーズやレベルに合わせて機能拡張を行うこともできます。

3つの特徴
  1. コストパフォーマンスを追求したコンセプト
  2. 直感的な操作を可能としたUIデザイン
  3. CAM/CAEの拡張もできる進化型3DCADシステム
価格
エキスパートライセンス(メンテナンス込み)
535,000円(税込)
機械設計・開発
解析
3Dプリンタ用データ

AutoCAD Plus

多種多様な業界のエンジニアが
自由に連携できる
Alibre DesignのHPキャプチャ
引用元:AUTODESK公式サイト
https://www.autodesk.co.jp/products/autocad/overview

米国ポラロイド社が1982年に発売して以来、40年以上も続いているCADシステムのハイグレードモデルです。月単位の契約から年間契約まで任意の期間でサブスクリプション購入を行えます。

3つの特徴
  1. 業種ごとの専門性に合わせたツールセットを提供
  2. 複数の3Dモデリングをそれぞれ直感的に操作可能
  3. 30日間無料のブラウザトライアルで使用感を確認
価格
サブスクリプション
231,000円/年(税込)
機械設計
部品設計
建築設計
製品開発
造船・デザイン

Canvas X pro

航空宇宙分野から
教育機関までカバーする3Dプログラム
日本ポラデジタル株式会社のHPキャプチャ
引用元:日本ポラデジタル公式サイト
http://poladigital.co.jp/canvas/index.html

日本ポラデジタルが開発・提供しているグラフィックプログラムをベースとして、3Dモデリング機能を搭載した3D CADです。様々なファイル形式を読み込んで操作できる上、3Dモデルの一部を分解して視覚的に確認することもできます。

3つの特徴
  1. アセンブリツリーによる時系列ごとのチェック
  2. 任意の3Dモデルパーツの分離と移動
  3. 数多くの3Dモデルデータを読み込んで可視化できる
価格
サブスクリプション
95,700~円/年(税込)
機械設計
部品設計
製品開発
航空宇宙分野
教育機関

Altair Inspire Studio

工業デザインをトータル管理する
総合3DCADシステム
Altair Inspire StudioのHPキャプチャ
引用元:Altair Inspire Studio(アルテアエンジニアリング)公式サイト
https://www.altairjp.co.jp/

自動車業界や航空宇宙業界、建築業界など、様々な分野における工業デザインをサポートする3DCADシステムです。直感的な操作もしやすく、1クリックで色々な作業を行うことができます。

3つの特徴
  1. 各構成段階へダイレクトにアクセスして修正や変更が可能
  2. 画像やアニメーションの作成にも適している
  3. 14日間の無料トライアル期間で実際の機能を確かめられる
価格
要問合せ
工業デザイン
自動車
航空宇宙開発
建築業界

EPLAN Pro Panel

配電システムに特化した
電気3DCAD
EPLAN Pro PanelのHPキャプチャ
引用元:EPLAN Pro Panel(EPLAN Software & Services)公式サイト
https://www.eplanjapan.jp/

電子部品の配電システムなどを設計するために特化している電気CADです。3Dパネルへ部品を配置すれば、システムが自動的に電気回路やケーブルの長さなどを計算して表示してくれます。

3つの特徴
  1. 配電システム設計に特化している3DCAD
  2. 板金加工に必要な各種帳票を出力可能
  3. 部品同士の干渉の有無をシミュレーションで確認できる
価格
要問合せ
電子機器
電気CAD
配電システム
板金加工

3D CAD選びで
知らないと困る用語

ハイレンジ/ミドルレンジ/ローエンド

ハイレンジ(ハイエンド)/ミドルレンジ/ローエンドとは、それぞれCADのスペックや性能差を示している言葉です。ハイレンジは中でも優れた性能を有しているCADを指しており、様々な作業を行える機能性の充実度だけでなく、大規模アセンブリであっても高速演算による処理を可能とするため、作業効率を高めてユーザーの業務ストレスの工数削減に貢献してくれます。一方で費用面で高額になることが多く、周辺機器についても同レベルの高機能をそろえなければ本領を発揮できないというデメリットもあります。

対するローエンドは、一般的にエントリーモデルと考えられ、機能性に制限や処理速度の限界こそあるものの、コスト的に安価で導入可能なCADといえるでしょう。そのため、扱うデータによってはローエンドで十分という企業も少なくありません。

ミドルレンジはハイレンジとローエンドの中間に位置するCADであり、メーカーによって性能や価格がハイレンジ寄りであったりローエンド寄りであったりします。

フィーチャーベース/ダイレクトモデリング

フィーチャーベースとダイレクトモデリングは、それぞれ3D CADを作業工程で大きく分類した場合のカテゴリです。

フィーチャーベースは、あらかじめ用意されているパーツをベースとして、それらを組み合わせたり加工したりすることで、目的の製図を行っていきます。基本となるベースがすでに用意されているので、技術的に未熟な人や、オリジナルの図面アイデアを生み出せない人であっても、目的の成果物を実現することが可能です。ただし、最初に想定されている範囲を超えた製図を行えないというデメリットもあります。

一方、ダイレクトモデリングとは、文字通り自分の技術や感性をもとにして、ダイレクトにモデリングを行ってくCADです。発想力や製図力が必要になりますが、オリジナリティを持った成果物の完成を目指せます。

ヒストリー/ノンヒストリー

ヒストリーとノンヒストリーもまた、3D CADを分類するカテゴリの一種です。

ヒストリー(ヒストリーベース)はフィーチャーベースとも呼ばれるCADで、文字通り作業履歴(ヒストリー)を残していくタイプのモデルです。作業履歴が残るので、複数の人が製図の過程を確認しやすく、また後々に修正が必要になった時にも速やかに修正箇所を特定して作業することができます。

ノンヒストリー(ノンヒストリーベース)はその反対で、作業履歴をその都度残さないタイプのCADです。ヒストリーと異なり作業履歴にメモリなどを割く必要がないため、低スペックのパソコンなどでも比較的スムーズに製図作業を進めることが可能です。ただし、一方で修正が必要になった時に、場合によっては大がかりな修正作業が必要になるリスクもあります。

ヒストリーにするかノンヒストリーにするかは、リスクマネジメントを考慮しつつ、チームとしての作業の進め方や、使用している機器のスペックによって適宜選択するようにしてください。

トップダウン設計/ボトムアップ設計

トップダウン設計とボトムアップ設計は、それぞれ3D CADの設計手法の分類です。

ボトムアップ設計とは、まず各部位のパーツを設計し、最終的にそれらを完成品として組み上げるタイプの設計手法です。イメージとしては、あらかじめパーツが用意されているプラモデルや積み木であり、一般的にはボトムアップ設計による製図が行われます。

トップダウン設計とは、まず完成品のイメージがあった上で、それを実現するにはどのようなパーツが必要なのか、構成部品を順に分解して設計していくタイプの設計手法です。明確な完成イメージが先にあったり、特定の条件に合わせて設計したりしなければならない場合に、トップダウン設計が活用されます。

ボトムアップ設計とトップダウン設計は、どちらが優れているというものでなく、あくまでも設計目的や作業工程によって選択されるものです。ただし、トップダウン設計に関しては、CADによって機能が装備されていないこともあるため、CAD選びの際は注意しなければなりません。

アセンブリモデリング

3D CADにおける「アセンブリ」とは、「組み立てられたパーツ」を意味しており、ある程度の部品のまとまりとして考えられます。

アセンブリモデリングは、最終的な完成品を「トップアセンブリ」、複数の部品が組み合わさっているもののそれ単体では機能を発揮しない構成要素を「サブアセンブリ」と呼び、サブアセンブリを組み合わせながら、相互干渉が起こらないかどうかや、完成品が正常に作動するかどうかを確認することが可能です。

アセンブリ単位による設計と、それぞれのアセンブリの相互関係についてシミュレーションを可能とする機能こそが、3D CADの優れたメリットともいえるでしょう。また、さらに一部のアセンブリの数値を変更することで相関・連動するパーツやアセンブリの数値も自動的に変更してくれるような、高性能CADも登場しています。

ソリッド/サーフェス

ソリッド(ソリッドモデル)とは、3次元的な厚みを持って構成されるモデルであり、質量や体積といった概念も組み込みながら、製図を進めていきます。例えば3Dプリンターで出力するためのデータを作成する場合、画面上で厚みや密度、体積といったものが再現されていなければならず、これらはソリッドモデルと考えられるでしょう。

対するサーフェスモデルとは、ひとまず物体の厚みなどを無視して、平らな面を組み合わせて設計していく立体モデルです。インテリアやキャラクターといったもののベースデザインを考えるような時に使用されますが、サーフェスモデルのままでは現実に出力したりシミュレーションを行ったりすることができないため、最終的にソリッドモデルへ変換されることもあります。

また、これらの他にワイヤーフレームモデリングという手法も存在しています。

パラメトリックモデリング

3D CADの製図方法としては、あらかじめパーツが用意されている「フィーチャーベース」と、一から部品を想像して設計していく「ダイレクトモデリング」という、大きく2種類のモデリング手法がありますが、パラメトリックモデリングは「CADデータの数値(パラメータ)」を変更しながらモデリングしていく、3D CAD独特の製図方法です。

例えば、設計を進めていく中で一部を変更したいと思った時、フィーチャーベースであれば別のパーツを選択したり、ダイレクトモデリングであれば土台や全体とのバランスを考えながら再設計したりしますが、パラメトリックモデリングではサイズに関するデータの数値を変更して、どのような影響が全体に現れるかを確認します。

数値を再設定するだけで設計変更を反映できるため、手間がかからない上、全体を微調整したい時などにも効果的なモデリングです。

カーネル

カーネルとは3D CADにおける心臓部分であり、CADの機能がプログラミングされている部分です。CADのハイレンジ(ハイエンド)やローエンドといった評価も、一般的にカーネルの性能に応じて分類されています。

カーネルはCADのコア部分です。そのため、完全オリジナルを新しく作るのは多大なコストと労力を要することから、一般的にはアメリカ企業が開発した「Parasolid」や「ACIS(エイシス)」、また国産カーネルであるリコー社製「DESIGNBASE(デザインベース)」といった既存カーネルを活用した上で、メーカーごとにCAD機能を搭載させるといった販売手法が採られています。

なお、メーカーによっては独自カーネルを採用している場合もあります。

2D CADと3D CADの違い

2D CADは手作業による製図作業をコンピュータ上で行うシステムであり、3D CADは画面上に3Dモデルを構築して形状や体積・表面積を確認したり、部品の設計や動作シミュレーションを行ったりするためのシステムです。

単純な部品の設計や製図には比較的安価な2D CADが使われる一方、直感的なモデリングや複雑な部品の動作検証には3D CADが用いられており、それぞれを使い分けるにはシステムを導入する目的や、どのような部品・機械を設計したいのか、きちんとニーズを把握した上で必要な機能とコストメリットを確認することが重要です。

3D CADのファイル形式と互換性

自社で利用している3D CADと、クライアント企業の3D CADが異なるソフトであった場合、そのままデータをやり取りしても、データが読み取れなかったり大幅に修正が必要になったりと、情報交換におけるリスクが増大します。そのため、異なる3D CADを使っている場合は、あらかじめ互いにデータ交換を行えるようファイル形式をそろえることが必要です。

3D CAD間でデータをやり取りする際は、「中間ファイル」と呼ばれる互換性に優れたファイル形式を利用することが一般的です。ただし、中間ファイルの互換性は絶対的なものではありません。まずは中間ファイルやデータ交換の基本を把握しておき、適切なファイル形式を選択しながらリスクを軽減しましょう。

CAD/CAM/CAEの違い

ものづくりの現場においては部品の設計やデザイン、モデリングに活用できるCADシステムの他にも、CAMやCAEといったシステムが活用されています。しかし、CAD/CAM/CAEにはそれぞれ特徴や用途の違いがあり、事前にきちんと詳細を把握しておかなければ各システムを適切に運用することはできません。

製図やモデリングに用いるCADシステム、機械設備などに合わせた加工プログラムを作成するCAMシステム、そして必要とする部品や機構の性能をシミュレーションするためのCAEシステムと、製品には違いや目的が定められています。

また、CADとCAM、CAEにはメリットだけでなくデメリットもあり、まずはしっかりとそれぞれのシステムを理解しておきましょう。

ワイヤーフレームモデル

1970年代に流行したワイヤーフレームモデルは、点と直線によって3次元形状を作成していくモデリング手法です。「面」を使って表現するサーフェスモデルや、物体の中身まで作成するソリッドモデルと異なり、枠線だけを重ねて3Dモデルを作るためシステムが単純化されており、画像処理能力や演算能力の低いパソコンでも使用しやすいことが特徴です。

最も初期の3Dモデリング手法として重要なワイヤーフレームモデルですが、直線中心のモデリングとなるため曲線を表現できなかったり、そもそも面が存在しないために表面積を計算できなかったりと不足が多いことも事実です。そのため、現代の3D CADシステムではあまり使用されていません。

3D CADのクラウド化

クラウドとは、インターネットやコンピューターネットワーク上にあるサーバーへデータを保存して、オンラインでシステムを使用・管理するサービスを指します。

3D CADのクラウド化を行うと、3D CADシステムのデータや作成した3Dモデルをクラウドサーバーへ保存するようになり、事業所や自宅にあるパソコンでデータを管理する必要が解消されます。また、ネットワーク環境へアクセスできれば、普段に使用しているパソコンだけでなくタブレットなどのモバイル機器でも3D CADを利用できる点は重要です。

ただし、ネットワークへ接続できなければシステムを使用することができないため、クラウド化には用途や利用環境を考えることも大切です。