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セイロジャパンが取り扱っている3DCADシステム「GO2cam」について、特徴や導入事例、価格といった情報を詳しく紹介しています。
GO2camはフランスのGO2camInternational社によって開発された、機械部品加工向けの3DCADCAMシステムです。CADCAMの初心者であっても使いやすく、短時間で必要なスキルを修得できるよう、分かりやすさが追求されている点が特徴です。
GO2camはCADCAMの経験者だけでなく、新人や未経験者であっても、一から3DCADCAMを可能な限り短期間でマスターできるように、シンプルな操作性にこだわって開発されました。工具や切削条件、加工方法といったベテランのノウハウについてもGO2camへ取り入れることで、初心者でも高度なCAD操作を追求できるように考えられている点が特徴です。
日常の作業において繰り返し必要な処理については、オートメーション化によって作業効率を向上させ、作業時間を短縮させられるだけでなく、ヒューマンエラーによる作業ミスを予防できることも見逃せません。
GO2camでは2D図形データやソリッドデータに対して複数の互換性を備えており、ミーリングモジュールを活用することで、それぞれのデータにもとづいて5面割りだし加工などを簡便に進めることが可能です。
また、ワイヤーカットモジュールを活用すれば、2D図形やソリッドデータからツールパスを作成することが可能であり、テーパーカットやストレートカット、同時4軸加工など複数の加工へ対応させられることもポイントです。
その他、同期加工に対応しており、スイス式旋盤やスクリューネジ加工などにも対応しています。
すでに行程を作成したデータに対しても、その後で機械の種類や設置方法といった要素を変更することができます。
V6.4以降はソリッドの面から、ワイヤカット用の輪郭作成も可能になっており、さらに作業効率が向上しました。
CSVファイル形式の穴情報を読み込んで、自動的に穴加工の工程を作成したり、FTE機能によってCADの穴の仕様を読み取ったりと、応用の幅が広いことも重要です。
割り出しや工具など優先順位を変更すれば、加工順序を並べ替えられるため、より良い工程のシミュレーションや全工程の最適化の検証に使えることも魅力でしょう。
互換性・価格・操作感に優れた
3D CADソフトウェア3選を見る
インポート
CATIAパート(.CATPart)、STEP(.stp/.step)、CATIAプロダクト(.CATProduct)、Parasolid(.x_t/.x_b)、CATIA V4/5/6(.model/.exp/.session)、ACISパート(.sat/.sab)、SolidWorks(.sldprt/.sldasm)、ACISアセンブリ(.asat/.asab)、SolidEdge(.prt/.asm/.psm)、JT(.jt)、NX(.prt)、DXF、DWG(.dxf/.dwg)、Inventor(.ipt/.iam)、STL(.stl)、Creo(.prt/.asm)、IGES(.igs/.iges)、VDA-FS(.vda)
エクスポート
CATIAパート(.CATPart)、ACISパート(.sat/.sab)、CATIAプロダクト(.CATProduct)、ACISアセンブリ(.asat/.asab)、IGES(.igs/.iges)、STL(.stl)、STEP(.stp/.step)
要問合せ
セイロジャパンでは、使用環境に合わせた導入検討の相談に乗ってくれる上、GO2camの修得に必要な教材やトレーニング講習を提供してもらえます。また、コールセンターや公式サイトのFAQなどによるサポートの他、有償の保守サービスも契約可能です。
GO2camの製品レビュー・評判はありませんでした。
自動車部品製造の中小企業として、1961年から営業を続けているHILLTOP株式会社(旧:山本精工株式会社)では、従来の3DCAD環境からGO2camへ変更して、オペレーションリストを作成することで、CAMの2割、トータルの作業時間の1割を削減することに成功しました。
通信・計測・情報の総合企業である日本無線では、セイロジャパンのGO2camを導入して、年間300件超の新規金属部品に関する加工データの作成効率を促進した結果、データ作成に必要な時間をおよそ50%も削減しました。また、事前シミュレーションを行うことで、加工エラーの防止にも貢献しています。
メーカー名 | 株式会社セイロジャパン |
本社所在地 | 埼玉県春日部市谷原3-1-8 |
問合せ先 | 048-739-4332 |
公式サイト | https://www.saeilo.co.jp/ |
中小製造業であれば、対応する拡張子が合計20以上、価格は40~120万円程度、そして3Dモデリングならではのパラメトリックモデリング(パラメーター入力による設計)機能を有しつつも、マウスやペンタブで直観的な操作が可能なソフトウェアが狙い目です。
ここで紹介する3つの3D CADは、すべてその条件を満たしているおすすめのソフトウェアです。それぞれ「互換性の幅広さ」「低価格」「直観的な操作感」の面で突出した強みを持っているので、重要視したいポイントに合わせて選んでみてください。
製品名 |
幅広い拡張子に対応できる
IRONCAD
互換性を重視したいなら |
必要十分の機能をカバーし
Alibre Design
低コストを重視したいなら |
誰でも直観的にデザインできる
ZW3D
操作感を重視したいなら |
---|---|---|---|
主な用途・得意分野 | <自動機設計・設備機械設計 | 機械装置・金型の設計 | 機械装置・医療機器・家電・プラスチック金型の設計 |
対応フォーマット | インポート:26 エクスポート:33 |
インポート:18 エクスポート:11 |
インポート:24 エクスポート:24 |
ライセンス価格 | IRONCAD スタンドアローンライセンス 1,135,970円(税込) |
Alibre Design エキスパートライセンス (メンテナンス込み) 535,000円(税込) |
ZW3D プロフェッショナルライセンス 946,000円(税込) |
操作感の特徴 | マウス操作のモデル作成が簡単で、パラメーターを使った精確な調整と組み合わせ、求める3Dモデリングを実現できます。 ワンクリックでレンダリング環境にデータ転送できる便利さも備えているのも強みの一つです。 |
いつでも変更可能なスケッチ寸法やジオメトリ拘束など、パラメトリックモデリングをサポートする機能が搭載されています。 曲面形状の部品に対しては、マウスを使ったサーフェスモデリングでスピーディーに設計可能です。 |
ミドルレンジ帯でありながら、ソリッドとサーフェスを掛け合わせたハイブリッドモデリングを直観操作で使えるのが最大の強み。 さらにCAE・CAMを組み込んだオールインワン型で、一連の作業をシームレスに実行可能です。 |
各社詳細 |