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EPLAN Pro Panel

このページでは、配電システムの3D設計や開発に特化している3DCADシステム「EPLAN Pro Panel」について、特徴や導入メリット、サポート情報などをまとめて解説しています。

EPLAN Pro Panelはどのような用途・企業に向いているのか

EPLAN Pro Panel(EPLAN Software & Services株式会社)公式サイト 引用元:EPLAN Pro Panel(EPLAN Software & Services)公式サイト
https://www.eplanjapan.jp/

EPLAN Software & Servicesが提供している3DCADシステム「EPLAN Pro Panel」は、電子機器や電気製品の設計・開発に特化している電気CADです。設計段階から製造段階まで全ての工程をEPLAN Pro Panelでまかなえる上、3Dパネルに設置した回路設計図にもとづいて必要なケーブル長や接続経路といった内容を自動的に計算してくれます。
また、NCデータなどの製造用データを自動的に作成してくれることも強みです。
電子機器業界に属している企業や、配電システムの設計を行う人におすすめの3DCADシステムです。

EPLAN Pro Panelの特徴と強み

1配電システムの設計に特化した3DCAD

EPLAN Pro Panelは様々な電気製品や電子機器の設計・開発用に調整されている、電気3DCADシステムです。3DCADとして3次元的に電子回路を設計できる上、配線の経路やケーブルの長さなどを自動的に計算してくれることもポイントとなっています。
また、装置と装置の干渉をシミュレーションしたり、ケーブルダクトの容積率を計算したりといったサポート機能も搭載されています。

2板金加工に必要な資料を自動的に作成

基板の穴開け加工を必要とする場合でも、EPLAN Pro Panelがあれば板金加工に必要な加工図を自動的に生成してくれるため、板金加工業者への依頼をスムーズかつ正確に行えるようになっています。

部品表や展開図、NCデータといった各種帳票類のデータが登録されており、従来の作業工程から工期を短縮しやすくなったことが重要です。

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対応するカーネル・ファイル形式(拡張子)

対応するカーネル・ファイル形式(拡張子)について公式サイトに記載がありませんでした。

EPLAN Pro Panelの価格

価格については改めてメーカーへお問い合わせください。

EPLAN Pro Panelの保証サービスやサポート

EPLANでは会員制度やオンラインサポートシステムなどを用意しており、登録ユーザーが必要な情報やサポートへアクセスしやすい環境を構築しています。また、公式サイトではスタートガイドやユーザーガイドなどの資料がPDFとしてダウンロードできるようになっており、初めて3DCADシステムを導入する場合でも安心してマニュアルを見ながら作業を進めることが可能です。

EPLAN Pro Panelの製品レビュー・評判は?

様々な作業を自動化によって負担軽減しミスも解消

ケーブルダクト用のワイヤー選択や機器のラベル付けなど、多くの作業が自動的に行われます。データは輸出梱包にも使用できます。輸出梱包用木枠の寸法は、運送業者が貨物重量を計算できるように、EPLANから導き出すことができます。

参照元:EPLAN Pro Panel公式サイト(https://blog.eplanjapan.co.jp/20190705)

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EPLAN Software & Servicesが開発したCADの使用例・導入例

様々な作業を自動化によって負担軽減しミスも解消

ドイツの制御盤設計開発会社「Alexander Burkle」では、事業内容の刷新に伴い電気CADとして「EPLANプラットフォーム」を導入しました。初期段階から計画設計や詳細設計など様々なデータを一元管理できるようになり、ワークフローが改善されて電気設計のエラーのリスクも減りました。

参照元:EPLAN Pro Panel公式サイト(https://blog.eplanjapan.co.jp/20190705)

EPLAN Pro Panelのメーカー情報

メーカー名 EPLAN Software & Services株式会社
本社所在地 神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-11 金子第1ビル7階
問合せ先 045-274-7904
公式サイト https://www.eplanjapan.jp/
互換性・価格・操作感に優れた
おすすめの3D CADソフトウェア3選

中小製造業であれば、対応する拡張子が合計20以上、価格は40~120万円程度、そして3Dモデリングならではのパラメトリックモデリング(パラメーター入力による設計)機能を有しつつも、マウスやペンタブで直観的な操作が可能なソフトウェアが狙い目です。

ここで紹介する3つの3D CADは、すべてその条件を満たしているおすすめのソフトウェアです。それぞれ「互換性の幅広さ」「低価格」「直観的な操作感」の面で突出した強みを持っているので、重要視したいポイントに合わせて選んでみてください。

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製品名
幅広い拡張子に対応できる
互換性を重視したいなら
IRONCAD
必要十分の機能をカバーし
低コストを重視したいなら
Alibre Design
誰でも直観的にデザインできる
操作感を重視したいなら
ZW3D
主な用途・得意分野自動機設計・設備機械設計 機械装置・金型の設計 機械装置・医療機器・家電・プラスチック金型の設計
対応フォーマット インポート:26
エクスポート:33
インポート:18
エクスポート:11
インポート:24
エクスポート:24
ライセンス価格 IRONCAD
スタンドアローンライセンス
1,135,970円(税込)
Alibre Design
エキスパートライセンス
(メンテナンス込み)
535,000円(税込)
ZW3D
プロフェッショナルライセンス
946,000円(税込)
操作感の特徴 マウス操作のモデル作成が簡単で、パラメーターを使った精確な調整と組み合わせ、求める3Dモデリングを実現できます。
ワンクリックでレンダリング環境にデータ転送できる便利さも備えているのも強みの一つです。
いつでも変更可能なスケッチ寸法やジオメトリ拘束など、パラメトリックモデリングをサポートする機能が搭載されています。
曲面形状の部品に対しては、マウスを使ったサーフェスモデリングでスピーディーに設計可能です。
ミドルレンジ帯でありながら、ソリッドとサーフェスを掛け合わせたハイブリッドモデリングを直観操作で使えるのが最大の強み。
さらにCAE・CAMを組み込んだオールインワン型で、一連の作業をシームレスに実行可能です。
各社詳細
選定条件:
Google検索「3DCAD」の結果から、用途に製造業が含まれている3DCADソフトウェア39種類を抽出。その内、対応するデータ形式が合計20個以上で、パラメトリックモデリング対応とマウスによる直観操作が可能、かつ価格が40万円~120万円程度のミドルレンジ帯のソフトウェア10種に絞り込んだ。
・IRONCADの選定理由:10種の内、もっとも対応データ形式が多い3DCADソフトウェアとして選出。

・Alibre Designの選定理由:10種の内、ライセンスの価格がもっとも安い3DCADソフトウェアとして選出。
・ZW3Dの選定理由:10種の内、ハイブリッドモデリングをマウス等の入力装置を用いた直観操作で使える、唯一のオールインワン型3DCADソフトウェアとして選出。 (調査日:2023年11月3日)
3DCAD比較