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SketchUp Pro

直感的な操作で幅広い分野で使用されている3D CAD「SketchUp Pro」について、特徴や強み、評判や導入事例等についてまとめてみましたのでご覧ください。

SketchUp Proはどのような用途・企業に向いているのか

SketchUp Pro公式サイト 引用元:SketchUp Pro公式サイト
https://www.sketchup.com/ja

直感的な操作が可能でインテリア業界でも幅広く使用

アメリカのTrimble社が開発販売している「SketchUp Pro」は、建築業界やインテリア業界で幅広く使用されている3D CADです。見たままの状態で3Dモデルを製作できる直感的な操作が特徴のため、クライアントとイメージのすり合わせが重要となる企業にとって使いやすいソフトといえます。

一方、機械設計などで使う一般的な3D CADとは使用感や設計が違うため、精度の高い設計業務には向いていない可能性もあります。建材や家具などのインテリア製品の設計など、建築関連の企業は取引先との親和性とも高いといえるでしょう。

SketchUp Proの特徴と強み

1無償版で導入前に使い勝手をチェックできる

SketchUp Proは無償版の「SketchUp Free/Make」が用意されており、商用使用はできませんが導入前に使い勝手や操作感を確認できます。一部機能は制限されますが、基本的な機能や操作を試すことが可能です。
自社の業務や使用目的に合った機能や操作感を、事前に担当者が確認すれば導入後の活用もスムーズにいくでしょう。
建築やインテリアといったSketchUpの得意分野以外の用途での使用を考えている方は先に無償版を試してみることをおすすめします。

2直感的な操作で使いやすい

現実空間で模型を作るように、直感的な操作ができる点もSketchUp Proの強みです。専門的な技術を学んでいなくても、ある程度の慣れで3Dモデルを作成できるのは大きなメリットといえるでしょう。
頭の中にあるイメージを直感的に素早く作成できるため、打ち合わせなどに活用して素早く仕事を進めることが可能です。写真から3Dモデルを作成する機能もあり、図面や仕様書が手に入らない状況での簡易モデリングなどにも対応できます。
CAD初心者が参加する現場でも重宝するソフトウェアです。

3オンラインにも対応し、外出先でのモデリングも可能

Pro版はデスクトップパッケージとWEB使用できる機能がセットになっており、外出先などでも素早く3Dモデリングできる点が特徴。
打ち合わせ中にイメージを素早く形にしてクライアントに伝えるなど、柔軟な使い方ができます。無制限のクラウドストレージがあるため、オフィスで製作したデータを持ち出す手間もありません。
手軽にデータを取り扱えるのはSketchUpの魅力の一つです。

互換性・価格・操作感に優れた
3D CADソフトウェア3選を見る

対応するカーネル・ファイル形式(拡張子)

インポート
CSKP、DWG、DXF、3DS、DAE、DEM、DDF、IFC、IFCZIP、KMZ、BMP、JPG、PNG、PSD、TIF、TGA、STL、PDF(*Macのみ)

エクスポート
3DS、DWG、DXF、DAE、FBX、IFC、KMZ、OBJ、WRL、XSI、STL

SketchUp Proの価格

サブスクリプション1年ライセンス:44,000円
サブスクリプション2年ライセンス:83,000円

SketchUp Proの保証サービスやサポート

SketchUp Proは開発元の米Trimbleからのサポートに加え、日本の輸入代理店からのサポートも受けることができます。海外製のソフトながら、日本語によるサポートは心強いポイントといえるでしょう。

SketchUp Proの製品レビュー・評判は?

素早い3Dモデル作成でプロジェクト進行に寄与

都市計画や大規模商業施設などの建築デザインにおいて、クライアント説明向けの3Dモデルを素早く作成できるようになり、プロジェクトをスムーズに進めることができるようになりました。
操作が簡単なため、アイデアを迅速に形に変えることができ、プロジェクトの早い段階で関係者とイメージを共有することができます。それによりプロジェクトの承認と調整がしやすくなり、結果的にスムーズな進行につながっています。

参照元:Trimble公式サイト(https://blog.sketchup.com/article/callisonrtkl-keeping-ahead-curve)

SketchUp Proの使用例・導入例

SketchUp Proの導入事例に関する情報は見つかりませんでした。

SketchUp Proのメーカー情報

メーカー名 Trimble(日本総代理店)株式会社アルファコックス
日本 本社所在地 東京都世田谷区北沢3-1-10-2F
問合せ先 03-3485-8196
公式サイト https://www.alphacox.com/company/index/
互換性・価格・操作感に優れた
おすすめの3D CADソフトウェア3選

中小製造業であれば、対応する拡張子が合計20以上、価格は40~120万円程度、そして3Dモデリングならではのパラメトリックモデリング(パラメーター入力による設計)機能を有しつつも、マウスやペンタブで直観的な操作が可能なソフトウェアが狙い目です。

ここで紹介する3つの3D CADは、すべてその条件を満たしているおすすめのソフトウェアです。それぞれ「互換性の幅広さ」「低価格」「直観的な操作感」の面で突出した強みを持っているので、重要視したいポイントに合わせて選んでみてください。

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製品名
幅広い拡張子に対応できる
互換性を重視したいなら
IRONCAD
必要十分の機能をカバーし
低コストを重視したいなら
Alibre Design
誰でも直観的にデザインできる
操作感を重視したいなら
ZW3D
主な用途・得意分野自動機設計・設備機械設計 機械装置・金型の設計 機械装置・医療機器・家電・プラスチック金型の設計
対応フォーマット インポート:26
エクスポート:33
インポート:18
エクスポート:11
インポート:24
エクスポート:24
ライセンス価格 IRONCAD
スタンドアローンライセンス
1,135,970円(税込)
Alibre Design
エキスパートライセンス
(メンテナンス込み)
535,000円(税込)
ZW3D
プロフェッショナルライセンス
946,000円(税込)
操作感の特徴 マウス操作のモデル作成が簡単で、パラメーターを使った精確な調整と組み合わせ、求める3Dモデリングを実現できます。
ワンクリックでレンダリング環境にデータ転送できる便利さも備えているのも強みの一つです。
いつでも変更可能なスケッチ寸法やジオメトリ拘束など、パラメトリックモデリングをサポートする機能が搭載されています。
曲面形状の部品に対しては、マウスを使ったサーフェスモデリングでスピーディーに設計可能です。
ミドルレンジ帯でありながら、ソリッドとサーフェスを掛け合わせたハイブリッドモデリングを直観操作で使えるのが最大の強み。
さらにCAE・CAMを組み込んだオールインワン型で、一連の作業をシームレスに実行可能です。
各社詳細
選定条件:
Google検索「3DCAD」の結果から、用途に製造業が含まれている3DCADソフトウェア39種類を抽出。その内、対応するデータ形式が合計20個以上で、パラメトリックモデリング対応とマウスによる直観操作が可能、かつ価格が40万円~120万円程度のミドルレンジ帯のソフトウェア10種に絞り込んだ。
・IRONCADの選定理由:10種の内、もっとも対応データ形式が多い3DCADソフトウェアとして選出。

・Alibre Designの選定理由:10種の内、ライセンスの価格がもっとも安い3DCADソフトウェアとして選出。
・ZW3Dの選定理由:10種の内、ハイブリッドモデリングをマウス等の入力装置を用いた直観操作で使える、唯一のオールインワン型3DCADソフトウェアとして選出。 (調査日:2023年11月3日)
3DCAD比較